何歳までに貯金〇〇円や老後2000万円必要など、貯金に関する情報や記事をよく見かける機会もあるのではないでしょうか。
しかし、【貯金はなぜしなければいけないの?】
と聞かれたら明確に回答できますか?

確かに”なぜ貯金するの?”と聞かれたらなんて回答しよう。
将来子供に聞かれた時にも答えられないとなぁ。
この記事では、
- 貯金はなぜする必要があるのか?
- 将来子供に聞かれても明確に回答できるようになりたい
- 貯金をする方法も併せて知りたい
このような方に向けて、なぜ貯金する必要があるのか明確な3つのポイントや貯金する方法をFPが解説します。
目次
貯金はなぜする必要があるのか
この記事を読んでいるあなたは貯金ができていますか?
親や周りの友人から貯金をしなさい、貯金はした方が良いよなんて言われたこともあるかもしれません。
そこで貯金をする必要がある理由は3つあります。
人生の三大支出とは、
- 住宅資金
- 教育資金
- 老後資金
この3つが人生の中で大きな支出の3つです。
基本的にこの3つの支出に備えるために貯金をする必要があります。
その1:住宅資金のために貯金しよう
住宅資金は人生の中でも大きなお買い物です。
一般的には人生で1回しか買わない人がほとんでしょう。
マイホームの購入は住宅ローンを利用して購入する人がほとんどであり、今はフルローンとして頭金なしで借りることも可能です。
しかし、フルローンで借りると毎月の返済負担も多くなりますし、他にもライフイベントの中には、結婚やマイカー購入、家族旅行に行くなどそれなりにお金がかかることは多いです。
住宅を購入する際、なるべく1割は貯金を用意しよう
住宅を購入する際はなるべく購入資金の1割相当は現金で用意して、残りをローンで対応するようにしましょう。
3000万円であれば300万円です。
なお日本FP協会のライフイベントの目安金額によると、住宅資金の平均購入額が3,340万円です。
この金額に加えて
マンション:購入金額の5%程度
建売住宅:8%前後
注文住宅:11%前後
上記の割合が諸経費としてかかります。
諸経費には、登記費用、手数料、税金など色々とかかります。
そのため1割の現金を用意しても諸経費でほとんどなくなってしまうので、結局は販売価格分を住宅ローンで対応することになります。
住宅ローンの正しい借り方は下記の、
「住宅ローン返済額の目安は?正しいローンの借り方を元銀行員が解説」
で解説していますので目を通してみて下さい。
その2:教育資金のために貯金しよう
教育資金はお子様の人数、私立か公立、国立かによって全く異なってきます。
このケースの平均額が一人あたり1049万円かかります。
子供が二人だと倍の2098万円かかります。
子供の人生だからこそ、なるべく子供の行きたいところ、やりたいことをさせてあげたいですよね。
だからこそ教育資金を払うためにも貯金は必要です。
教育資金がどのくらいかかるか把握して逆算し、貯金を始めよう
教育資金は住宅資金よりも必要になるタイミングは後です。
今年子供が生まれたとしたら、高校入学、大学入学まで15年、18年の猶予があります。
子供が大学卒業する22歳の時までに1049万円かかると考えたら、毎月4万円ずつ貯金すれば問題ありません。
また、二人目の子供がいる場合は、貯金だけではなく奨学金などの借入で対応することも可能です。
そして借入の審査を通りやすくするためにも信用を作っておく必要があるのです。
銀行の信用を作る方法とは
教育ローンなどの借入をするときには必ず審査があります。
この審査は銀行として”きちんと返済できるかの信用チェック”であり、申し込み時までに信用を高めておく必要があります。
信用力を高める方法として、
- 毎月少額ずつでも良いので積立をして貯金を作っておく
- カードローンなどの枠がある借入はしないor解約しておく
- クレカのキャッシング枠をなくしておく
- なるべく申込時まで勤務先の勤続年数を増やしておく
などが考えられます。
その3:老後資金のために貯金しよう
人生三大支出の上記2つは、まだ働き盛りのタイミングで払うことになります。
そのため、貯金が足りない場合は、住宅ローン、教育ローンや奨学金で対応することが可能です。
しかし、老後資金に関しては基本的に借りられる確率はグッと下がります。
お金を借りれたとしても、定年退職を迎えて収入が減っている状況だと金利も高いですし、返済がとても辛くなります。
老後2000万円問題という言葉もありますが、安心して老後を過ごすには社会人のうちから退職するタイミングまでに2000万円を用意したいです。
老後までに貯金2000万円は本当に必要?!
この老後2000万円問題は本当に貯金2000万円が必要なのでしょうか。
これに対してはあなたの将来の受け取れる年金額次第ではありますが、
仮に世間一般の平均額の年金(夫婦で月額22万円程度)を受け取る場合は、会社の退職金と合わせて2000万円が必要なのは事実です。
なぜなら、一般家庭の夫婦での老後の支出額は月額で27万円です。
上記の年金額が22万円の場合、毎月5万円の赤字です。
これを老後25年生きたとすると、
1500万円かかります。
もしも多少年金が少なかったり、家族状況など様々な要因で一般平均ではない家族も多くいらっしゃるはずです。
また、老後は多少娯楽費にも使いたい方も多いはずです。
だからこそ、勤務先の退職金はどのくらい貰えるのか、それも加味してなるべく早いうちから毎月貯金をしておくことが重要なのです。
もう1つの支出のために貯金することも大切
もう1つの支出のためにも貯金をしておくことをおすすめしたい費用があります。
それは「娯楽費用」です。旅行費用とかですね。
大事なことはライフプランの中で楽しく生きることがとても重要だと思います。
例えば毎月3万円ずつ貯金しておくことで年間36万円貯まります。
このお金で毎年旅行に行くことも良いのではないでしょうか。
また、もしも旅行へ行きたくても貯金がないために借入をしてしまうととても高い金利がかかります。
娯楽費用のための借入はフリーローンとして10%以上かかる可能性もあります。
だからこそ、娯楽費用に関しては貯金の範囲で行くようにしましょう。
娯楽費用を貯めるためにおすすめなのが、無料アプリの「「finbee(フィンビー)」」です。
目的を設定したら、ゲーム感覚で貯金をしていくアプリです。
詳しくは、
「【無料】自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」とは?貯金が苦手な方におすすめ」
で解説しています。
貯金を無理なくするコツとは
貯金は三大支出+娯楽費のために必要だと解説しました。
そこで貯金を無理なくするコツとして、
- 変動費よりも固定費を優先して節約する
- 家計簿をつけて支出の内訳を把握する
- 細かく切り詰めたり、無理をし過ぎない
これらを守ることで支出を抑えて数万円の支出削減をすることは可能です。
これらの詳細については下記の、
「貯金が簡単にできる節約術とは?節約術の重要な3つのコツを解説」
こちらで詳しく解説しています。
まとめ:貯金は人生三大支出+娯楽費のためにするもの
貯金をする理由は人生の三大支出+娯楽費に備えるためです。
老後資金は借入でカバーすることは基本的に難しいことからも今から逆算して、
年収とも比べながら、自宅の購入額を検討し、教育費も身の丈に合った進学をする必要があります。
そして人生の楽しみを絶対に忘れないようにということです!
下記で資産形成をするためのロードマップを手順書として解説していますので参考にしてみてください。

では最後までお読み頂きありがとうございます。
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