資産1億円と聞くと富裕層、お金持ちというイメージがあるかと思います。
そして、富裕層になるには、会社を経営したりする必要があるのでは?と思う方もいるかと思います。
しかし、富裕層の考え方やどうやって資産を作ったかを真似することで資産形成はできるのです。
- 資産形成をしたい
- 将来お金持ちになりたい
- 堅実に資産を作っていきたい
目次
資産1億円以上保有世帯は?
これは株式会社野村総合研究所の統計データですが、資産1億円以上を保有する世帯は約42世帯に1世帯が資産1億円以上を保有しているというデータです。
引用元:株式会社野村総合研究所
資産1億円以上保有者の4人に1人は会社員
さらに上記の資産1億円以上保有している方の4人に1人は「会社員」であるという結果が「ダイヤモンド ZAi(ザイ)で紹介されていました。
このことからも会社を起業しなくても、会社員で働き続けながら資産1億円を作ることは可能なことがわかります。
そのため、この記事では会社員ながらも資産を1億円作る方法や資産を作れない方との違いを知ることで、資産作りのヒントを探していこうと思います。
資産1億円を作るのに重要なこととは
銀行で勤務していた時代の富裕層の行動もヒントに、資産を作るための重要なことを解説します。
- 支出が少ない
- 投資をしている
- 継続力がある
- 金融リテラシーがある
これらのことは一律に備わっていると感じます。
4つ目の金融リテラシーについては重要な箇所なので、後半に改めて解説します。
支出が少ない
資産形成を上手に行っている方は毎月の支出が少ないです。
手取りが25万円の会社員だとしたら、
20%の5万円を資産作りのお金に捻出するべきですが、生活費を15万円に抑えて、10万円の40%を捻出している方もいます。
そして、15万円で生活できるための工夫をしている方が多いです。
例えば一番固定費の高い家賃を抑えるためになるべく実家に住んだり、リモートワークが可能な会社で勤務しつつ、地方で生活するなど、何かしら支出を抑える行動をしています。
投資をしている
将来資産を作っていくためには、「投資」は重要です。
なぜなら、世界的に見て、過去20年間の世界経済の成長率は、リーマンショックの翌年を除きプラス成長です。
(恐らく2020年はコロナの影響でマイナス成長です)
経済成長(GDP)が増加しているということは経済学的には「インフレ」「株高」になりやすいです。
だからこそ、長期目線で考えて株式への投資をしている方は勝ちやすいこと、
そしてインフレになるということは「貯金=目減り」するのです。
インフレ(物価が上がる)するということは、極端な例で、
今まで100円でハンバーガーが購入できたのが、インフレが2倍になったら、ハンバーガーは1個200円です。
貯金残高が1000円であれば、従来ハンバーガー10個購入できていたのが、5個しか購入できなくなる。
つまりは同じ1000円の価値が目減りしているのです。
だからこそ、資産を作るには、貯金をするよりも投資をする方が好ましいのです。
継続力がある
継続力は積立力です。
投資をして1年で結果を出そうとすることは、投資ではなく投機です。
資産を作ってきた方は長期目線で資産形成をして、毎月コツコツと投資残高を増やしてきました。
時には、評価損をしていても、安値でさらに投資を続けてきたからこそ、資産を作れたのです。
これも支出を削って、収入の中から投資資金を捻出しているため、投資のお金に手をつけなくても生活に支障がないことも理由の1つです。
金融リテラシーとは
ではここでは、金融リテラシーについて掘り下げます。
金融リテラシーとは、金融全般における知識ですが、この金融リテラシーがあるかないかで判断が異なってきます。
まず、この金融リテラシーは学校の義務教育で学ぶことはありません。
そのため、この金融リテラシーを何かしらのきっかけで学び、行動した方が将来資産1億円以上を作った方が多いのです。
では、この金融リテラシーを学ぶためには、いくつかあります。
- 親がお金持ちで、親からの教育があった
- 家庭環境が貧しく、お金に対する執着が人一倍あった
- 学ぶ姿勢が強く、自ら書籍や動画、経験者から情報を得るために行動した
このことからも、金融リテラシーとは、子供の頃の環境が大きく関係しており、一般家庭に生まれ、特に金融に関する勉強を自らしない限りは学ぶ経験のない分野なのです。
しかし、もちろんこれから学び、正しい行動をすることで誰でも、いつからでも金融リテラシーを高めて、資産形成をすることができるのです。
正しい金融リテラシーとは?
- モノやお金の正しい価値がわかる
- 損得勘定(メリット、デメリットの判断)ができる
- お金に対して時間軸を加味できる
それぞれについて簡潔に解説していきます。
モノやお金の正しい価値がわかる
モノやお金の正しい価値を判断することは、多少人によって異なります。
そのため、良し悪しの判断は分かれるのですが、例えば、
- ブランドの時計やバッグ
- 嗜好品(タバコ、お酒)
- 毎日購入しているカフェのコーヒー代
- 駅近、新築の高スペックな賃貸
- 週末たまにしか乗らない車
- とりあえず月1000円だからと加入したサブスクサービス
などこれらは果たして本当に自分の生活の質や効率を図るなど、費用対効果の支出かどうかです。
私にとっては上記はどれも不要だと感じています。
価格に対して、自分が豊かになれないからです。
もちろん、この価値観、判断基準は一人一人異なるため、一概に言えませんが、正しい判断ができているかはとても大切です。
損得勘定(メリット、デメリットの判断)ができる
これは上記の価値の判断にも繋がりますが、その他にもその場の判断基準としても損得勘定が働けるかです。
例えば、生産性の少ない会社の飲み会などです。
その飲み会から上司のノウハウを勉強できるなら、とても意味のある飲み会です。
しかし、嫌々参加した飲み会は生産性が低く、損得勘定が働くならば、その時間は帰宅して「勉強する」「本を読む」「副業をする」などの行動の方が有意義な時間の使い方かもしれません。
お金に対して時間軸を加味できる
ファイナンスの考え方で「現在価値」と「将来価値」の考え方があります。
例えば、複利運用で年率3%で成長する株式があるとします。
今手元に100万円あるとして、3%の株式に複利運用をすることで、10年後は134万9354円に増えます。
つまり、将来約134万円程度にある可能性があるなら、今手元にある100万円は134万円の価値があると考えるのです。
逆に車両などに関しては、購入した直後から価値は下がります。
普通自動車の耐用年数は6年なため、6年間乗ると、法律上は価値がなくなる資産です。
そのため、どんどん資産価値が目減りしてしまう車両に手元の100万円を利用することは敬遠することも重要な考え方です。
そして上記の将来価値の考え方で、毎月5万円の積立投資を始めたとします。
今月積み立てる金額は5万円ですが、老後のために20年間積立をして、利回り3%で複利運用したとします。
すると、この5万円は20年後には9万1038円になっているのです。
つまり今月の5万円は将来の9万円の貯金と同じ価値を持っているのです。
まとめ:金融リテラシーを身につけて、将来のために投資を始めよう
そして、そのためには正しい知識を身につけて、貯金をするだけではなく「投資」も重要です。
この記事で、根本が理解ができたらこちらの記事を参考にして資産形成の実践へと移ってみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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