貯金をしようと思ってもなかなか貯金ができない、来月からは貯金を始めると何度も思った方はいるのではないでしょうか。
この記事では、
- 節約しようと思ってもなかなかできない
- 毎月、来月からは貯金しようと思う
- 貯金が簡単にできる方法を知りたい
など、貯金ができない方に向けて、今月から貯金ができる体質へと変化する方法、何から取りかかれば良いのか、FPが徹底解説します!
目次
貯金をするために重要なこととは?
毎月無理に貯金をしている感覚があると長続きしません。
どこかの月で今月はしょうがないと妥協をしてしまうと翌月も貯金ができなくなるものです。
重要なことは自然と貯金できる習慣を作ることです。
小さい頃にお小遣いを貯めて、欲しいものを買ったなどという経験がある人は既に貯金をする感覚が身についているかもしれません。
しかし、お金に関する勉強をする機会がないからこそ、貯金をするということを社会人になってから学ぶ人が大半だと思います。
その習慣化を身につけましょう。
貯金を始めるためにもまず支出を抑えよう
いざ貯金を始めようと思った場合に、貯金をする方法はいくつかあります。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
当然ですがこの2点です。
しかし、収入を増やすことは簡単なことではありません。
サラリーマンでいる場合は簡単に収入は増えませんし、昇給は年に1回や2回が大半です。
こちらの厚生労働省によると、
企業の賃上げ実施企業の平均昇給金額は5,592円です。
手取りベースでいうと4,500円前後の増加です。
この給料アップのために頑張るよりも、毎月4,500円の支出を減らす方がハードルは低いのではないでしょうか。
節約をする上で重要な3つのこととは
節約をする上で重要なことがあります。
- 変動費よりも固定費を優先して節約する
- 家計簿をつけよう
- 無理をし過ぎない
この3点は念頭において大切にして欲しい考え方です。
変動費よりも固定費を優先して節約する
変動費は一過性の支出であることも多いです。
この支出は衝動買いなどを防ぐことで簡単に解決できますが、その1回の支出を節約できるに止まります。
仮に通信費の見直しで月に5000円の固定費削減ができたとすると、
5000円×12ヶ月=6万円の支出削減です。
家計簿をつけよう
家計簿をつけないと自分が何にいくらのお金を払っているかわかりません。
自分では考えてもいなかった項目が、一般平均よりも支出が多かったなんてこともあります。
まず改善ポイントを明確に見つける、簡単に貯金体質を作る上では家計簿は必要です。
まずは自分の支出の内訳をチェックしてから、支出を見直す優先順位を決めましょう。
無理をし過ぎない
重要なことは「継続」することです。
無理してカツカツな生活をして、節約を始めても続かないと意味がありません。
毎月いくらの貯金ができたらご褒美を設けたり、毎月いくらの金額までは好きに使って良いお金を作っておくのも良いかもしれません。
そしてこの金額は毎月月末近くになり、毎月の目標額の貯金ができそうだと思ったら使うお金など、
楽しみを作っておくことも長続きする秘訣になります。
支出を減らすためにも節約できる項目は何がある?
では実際に貯金をするために支出を減らそうと思っても何を支出できるだろうか。
家計簿をつけていたらご自身の支出を改めて見ることも重要です。
そして周りも実践している節約を項目で確認しましょう。
【固定費】
- 家賃(住宅ローン)
- 保険代
- 公共料金
- 携帯料金
- マイカーの維持費
【変動費】
- 食費
- カフェ代
- 娯楽費・交際費
- 飲み代
- 日用品やインテリアなど
先ほどもお伝えした通り、重要なことは固定費から節約です。
家賃(住宅ローン)
毎月の支出で内訳が多くなるのがこの項目かと思います。
基本的に2年で更新をしますが、更新料で家賃の1ヶ月分を取るところも多いです。
2年のタイミングが近い場合は、そのタイミングで新しい物件を探すこともアリです。
また、住宅ローンを組んでいる場合は、毎月のローン金額を延ばすのはあまりおすすめしません。
それよりも金利が1%以上の場合は、ネットバンクの住宅ローンに借換することで金利負担を減らすこともできるかもしれません。
生命保険料
本来の保険の目的はいざ病気になった時にも手術が受けられるように、また収入が減っても家族の生活を守れることが目的です。
そのため、貯金ができていたら人生のリスクはカバーできます。
ただ、保険には入る必要がないという訳ではありません。
生命保険料の目安は、生命保険料控除が満額対象になる金額以内程度です。
公共料金
「世帯人数別の公共料金の平均額」
世帯人数 | 電気・ガス・水道の平均額 |
1人 | 約10,400円 |
2人 | 約18,500円 |
3人 | 約21,500円 |
4人 | 約22,900円 |
5人 | 約24,700円 |
簡易的ではありますが、こちらが世帯人数別で1ヶ月の公共料金平均額です。
この金額を目安にして、これよりも多ければ見直ししましょう。
携帯料金、通信費
携帯料金と通信費は毎月かかる必須のものですし、なるべく節約できるポイントです。
まずはご自身が利用する用途や頻度にも合わせて適切なプランを見直しましょう。
2021年3月からは大手3社が20GBで2700円〜2980円程度の料金設定の新プランがでます。
これを機に、なるべく安く済むプランに変更しましょう。
自宅にwi-fiを置いている場合も一般的な値段を確認しつつ、今は乗換キャンペーンなど多くのキャンペーンを行なっているため、お得になる可能性もあります。
マイカーの維持費
マイカーの維持費は大きいです。
特に都心にお住いの方は駐車場代も高くつきます。
それよりも好きなメーカーの車に乗りたいという場合は、必要な支出ではなく娯楽費と考えましょう。
食費
外食が多いという方は自炊を行うこともアリかもしれません。
毎回ではなくても外食の頻度を減らすことで、食費は大きく浮かすことができます。
カフェ代
たまにのカフェは良いかと思いますが、仕事帰りに頻繁に通っている方はカフェ代を見直すことで、数千円単位で節約になるかもしれません。
カフェでなければならないことはあまりないかと思います。
目的が勉強だとしてもご自宅でできるように環境にアレンジを加えるだけで整います。
娯楽費・交際費、飲み代
こちらはついつい支出してしまう出費です。
友人との付き合い、ストレス発散にも繋がるので無理に節約する必要はありませんが、自分がどのくらい支出しているのかは把握しましょう。
月に1度、飲み会後の二次会を我慢するだけでも数千円の節約に繋がります。
日用品やインテリアなど
衝動買いをしやすい出費ですが、店頭で見て良いなと感じてもその場で購入するのはやめましょう。
そしてその時には売り切れていたら、その商品とはご縁がなかっただけ。
そして本当に欲しい場合は、ネットで購入できます。
本当に必要かどうか冷静になることが重要です。
まとめ:支出を見直すだけで昇進以上の収支改善に繋がる
今回は節約しやすい項目をピックアップしました。
無理に色々な項目を削減するのではなく、毎月数千円支出を抑えることを目標に減らしてみましょう。
これが半年、1年と継続できたら貯金が当たり前になります。
こちらでは誰でもできる資産形成術のロードマップを解説していますので、参考にしてみてください!

では最後までお読み頂きありがとうございました!
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