モノを買う時、サービスを受ける時、当たり前のように使っている【お金】ですが、そもそもお金ってなんだろうという疑問を思った事はありませんか?
ただの紙で色が違うだけなのに1000円、5000円、10000円と価値が違う。
お金には重要な5つの役割があるのです。
目次
お金とは?
全国銀行協会では3つの役割として、
- 価値の保存機能
- 交換機能(決済機能)
- 価値の尺度機能
と定義しています。
しかし、現代ではお金の概念も変化が起きており、電子マネーや仮想通貨も上記の3つとも当てはまることから、「お金」と定義できるかと思います。
貨幣はいつからあるの?
現代の日本での貨幣である「円」ですが、昔は貨幣がなく、物々交換をしていました。
それでは需要と供給のマッチした人でないと交換が成立できず、誰もが必要とする「モノ」である貝、石、塩などを交換の基準とする「物品貨幣」という考えが生まれます。
やがて、長期間長持ちする「金」「銀」「銅」などが物品貨幣として利用されるようになります。
その後に紙幣として紙で貨幣が作られるわけですが、最初は10世紀の中国で製紙技術に優れていたことから、中国が初めて作ったとされています。
歴史としては簡略的に解説していますが、ここで重要なことが、
- 貨幣という概念がない物々交換の頃からも「人によって必要とするモノが違い、価値が違うこと」
- 「欲しい」という欲求があるからこそ「何かとの対価が発生する」ということです。
これは人間の原理原則なことかと思います。
現代に置き換えても労働の対価として日本円をもらう。
副業を始める場合、自分でやるには面倒だなと感じることをこちらが行うことの対価としてお金が貰える。
つまりは【これくらい自分でできること】など、簡単なことで稼げることはないのです。
手の痒いところに手を差し伸べるような仕事ができれば、仕事を失うことはないです。
この考え方を忘れなければ、収入という面で大きな悩みが抱えることも減るかもしれません。
お金の5つの役割とは
ではお金の役割として全国銀行協会では3つの役割と定義していますが、私は5つあると考えています。
お金の役割は立場によって若干見解は異なります。
- 交換機能
- 尺度機能
- 貯蔵機能
- 信用機能
- 幸福機能
ではそれぞれ解説していきます。
交換機能
貨幣がない時代は物々交換をしていたため、お肉が欲しい人とお魚が欲しい人同士で交換したりしていました。
現代では、お金(貨幣)というモノが誕生したことにより、欲しいモノや受けたいサービスを受けるために共通認識であるお金と交換をする機能が備わっています。
これは国民がお金という存在の共通認識を持っているからこそ、労働の対価である給料は「お金」で受け取ります。
尺度機能
モノやサービスには値段がついています。
この値段によって人は価値を判断します。
1個=100円のリンゴよりも、1個=1000円するリンゴの方が価値が高いことが分かりますよね。
このように値段によって価値の尺度を計ることができます。
ただし、この尺度に関しては人の価値観も加わることと適正価格の判断はあなた自身に委ねられているからこそ、尺度機能を知る事が重要です。
貯蔵機能
お金は物々交換のためだけに存在しているわけではありません。
「貯める」機能も備わっています。
これは「生きること」に繋がりますが、貯蔵機能を正しく機能させないとお金で悩みを抱えることになり、お金を外部から借りたりする必要が出てきます。
この機能をきちんと発揮させないと資産形成に繋がってきません。
信用機能
この信用機能は、
- お金に対して「信用」があること
- あなたへの「信用」が加わること
この2つの信用の意味があります。
お金に対しての信用は、1000円札は1000円の価値があると日本銀行が担保しています。
お札の原価は10円〜25円程度です。
この数十円の紙が1000円です、5000円です、と日本銀行が担保(信用を付与する)することによって、そのお金の価値が保たれています。
だからこそ、安心して貯蔵する事ができるのです。
そして、あなたへの信用は、お金を貯蔵することで外部からあなたへの信用を高める効果があります。
住宅ローンなどお金を借りるときには必ず貯金残高を聞かれます。
あなた自身も貯金0円の人よりも、コツコツ貯金をして貯金残高1000万円ある人の方が真面目な性格だなどと信用できたりしませんか?
だからこそお金を持つことがあなたの信用を高めることもできます。
幸福機能
お金は様々なモノやサービスの対価として支払うために必要ですが、現代では似たようなモノやサービスで溢れています。
その購入する理由はあなたの何かしらの幸せの対価として支払っています。
飲食店であれば、美味しい料理、素早く提供される料理、自炊して洗い物をしなくて済む対価として食事のサービスをお金と交換します。
しかし、その飲食店でネガティブな感情を受けたら2度とそこの飲食店には行かないと思います。
これを理解しておけば、資産形成などをする際にも、資産(お金)を蓄えるためには、
誰かの役に立つことでお金として返ってくる、この役に立つことを増やすことで、収入も増えていきます。
「【これでお金持ち】資産の作り方、早期リタイアをするロードマップ」
まとめ:お金の本質を理解していれば会社員、副業、経営者でもさらに稼ぐ能力が高まる
- お金の役割は交換、尺度、貯蔵、信用、幸福機能がある
- 人間は昔から欲求を満たすために対価となるモノと交換していた
- 現代においても何かの欲求を満たすことができれば対価が必ず貰える
このお金の本質を忘れなければ、収入はきっと増えるはずです。
そしてこの原則を理解していれば副業を始めるときに「楽して稼げる」なんて言葉には惑わされないはずです。
これを理解した上で資産形成への道へと進みましょう。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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