いざ籍を入れたらこれからは二人で資産を築いていくことになりますが、
結婚前に貯めた貯金も夫婦共有財産になってしまうのでしょうか。
この記事では、
- 結婚前の貯金は隠すべきなのか
- 結婚前の貯金の隠し方はあるのか
- 隠すための口座はあるのか
など、結婚前に貯めた貯金は隠しておいた方が良いのか、隠し先はどこが良いのか法律の観点も踏まえてFPが徹底解説致します。
目次
結婚前の貯金を隠す人はどのくらいいるの?
これから家計のお金を一緒にやりくりしていくからこそお金に関することは大切ですよね。
しかし、付き合っている時には貯金額をストレートには聞きにくいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際にパートナーの貯金額を把握していた人はどのくらいいるのでしょうか?
その答えは男女で多少の違いがあります。
男性でオープンに伝えていた人の割合が40.7%、
女性でオープンに伝えていた人の割合が30.1%
というデータがあります。
出典元:ゲンナイ製薬株式会社
理由は様々ですが、いわゆるへそくりをしている人はそれなりにいる結果です。
独身時代の平均資産額はいくらくらい?
なかなかパートナーの貯金、資産状況を直接は聞きにくいものです。
そこで金融広報中央委員会が公表しているデータによると、
20代の金融資産の中央値は85万円
30代の金融資産の中央値は250万円
というデータでした。
※金融資産とは預貯金だけではなく、株式など投資資産も含む資産です。
中央値とは、全体の総数の中間に当たるデータです。
平均額だと一部の人が多く持っていると平均額はつり上がってしまいます。
そのため、上記を1つの参考として、結婚後の貯金状況などが分かれば比べてみましょう。
また昨今では仮想通貨として保有している方も一部います。
離婚した時、独身時代の資産は夫婦の共有資産になる?
これはあくまで、個人の時代に自分の力で作った資産であり、結婚してから作り上げた資産ではないからです。
ネットバンクの口座であればご自宅に通知が来ることもありませんのでおすすめです。
共有資産の対象とは?
結婚した時にもしものことがあった場合、何が共有資産の対象になるのでしょうか。
重要なポイントは、「婚姻中に共同で手に入れた資産」です。
例えば、
- 一緒に積立てた預貯金や投資資産
- 一緒に購入したマイホーム
- その他、車や家財
などがあります。
これはどちらかの名義とかは関係ありません。
例えば、夫が働き、妻は専業主婦であり、預貯金が夫名義だとしても、妻の毎日の家事などが夫の働きを助けており、夫婦共同で築いた資産です。
そのため、名義は関係なく、夫婦で築き上げた資産がポイントです。
ちなみにローンも一緒に生活のために組んだものであれば共有の対象になります。
独身時代に取得していた資産は共有にはならない
例えば、独身時代に購入していた自宅や投資用不動産などは共有資産にはならないです。
預貯金と同じく、あくまで独身時代から取得しており夫婦で築いた資産ではありません。
独身時代の預貯金(へそくり)の隠し先は?
自分用の預貯金(へそくり)の隠し先の王道はタンスや机などの引き出しなどがあります。
しかし、これはかなりのリスクがあるためオススメしません。
空き巣に入られる可能性や火事になるリスクは常にあります。
また、ふとした瞬間にパートナーに見つかる可能性もあります。
やましいお金でもないのに隠していることがバレることで不穏な空気になりかねません。
まず、ネットバンクであれば預金に入れていても、通知は登録のアドレスに来るため自宅に郵便物が届くことはありません。
また1,000万円以下であればネットバンクが破綻しても補償されています。
そして、昔の銀行口座があれば登録住所は実家のままというケースも多いのではないでしょうか。
その場合は実家には念の為言っておく方が良いでしょう。
何より大切なへそくりが自分の目から離れている時でも守れる体制が重要です。
結婚してから一緒に貯金をする場合は無料アプリ「finbee(フィンビー)」もおすすめ
finbee(フィンビー)とは、楽しく貯金ができる無料アプリです。
貯金をする目標や金額、期限を決めた後に、ルールを作ります。
このルールは例えば、
- 5000歩、歩いたら
- 筋トレしたら
- 毎日100円ずつ
- お弁当を作って節約したら
- アプリから毎日連絡が来る課題をクリアしたら
など好きなルールを決めて、そのルールが達成されたら指定した金額を貯金するアプリです。
楽しく貯金ができるため、継続することに繋がります。
また夫婦で一緒に貯金する設定も可能であり、アプリを開けば誰がいくら貯金できているかも一目でわかります。
詳しくは下記の、
「【無料】自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」とは?貯金が苦手な方におすすめ」
で解説しています。
最後に
半数以上が独身時代の資産は正確には伝えていないという結果でした。
しかし、重要なことは大切な資産であるからこそ常に守っておく体制が重要です。
もしくは、パートナーときちんとお金の話はして、お互いにここは干渉しないという関係性も築いておくことも良好な関係を築く上で重要なことかもしれません。
そして、常に最悪のリスクを考慮して人生を過ごすべきだと考えています。
今後の人生で何かしらの理由で収入がなくなることもあるかもしれません。
その時のためにも、大切に独身時代の資産は確保しておくことも良いかと思います。
また、これから夫婦で資産を作っていくための資産形成術に関してはこちらでロードマップとして詳しく解説していますので、資産作りの参考にしてみてください。

では、最後までお読み頂きありがとうございました!
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