資産運用は20代のうちから始める方が良いですが、いざ何に投資をしたら良いかわからないことも多いですよね。
特に初めて投資をする方は損をすることに対して不安を感じるかと思います。

毎月の給料から投資を始めたいけど、何を買えば良いんだろう。
投資はリスクがあるしな〜。
この記事では、
- 20代で資産運用に悩んでいる方
- なぜ早くから投資を始めるべきか知りたい方
- 資産運用のメリット、デメリットを知りたい方
- 資産運用方法を知りたい方
このような方に向けて、FPが20代向けに資産運用について解説していきます!
目次
資産運用は20代の早いうちから始めよう
資産運用を20代から始める一番の理由が「20代が一番貯蓄できる時期」だからです。
20代はまだ給料が少ないけど?
と思う方もいますが、30代になるとライフイベントで大きな支出が増えてきます。
他にも、早くから投資を始めることで、長期投資、分散投資などのリスク分散による投資メリットがたくさんあります。
20代で投資を初めている人の割合
金融広報中央委員会のデータによると、20代の平均金融資産は165万円です。
そして、このうち有価証券の保有金額は平均で14万円というデータです。
資産の内の割合だと約8.5%程度となっています。
上記はあくまで「平均」であるため、一部の人が多く保有していると平均が上がってしまいます。
中央値としては大半の人がリスク商品を保有していないということです。
20代のうちから投資をするメリット
では、なぜ20代のうちから投資をした方が良いのか。
投資を始めるのには早ければ早いほど良いです。
その理由として、
- 早くから投資を始めることで時間におけるリスク分散が図れる
- 人生の中でリスクを取りやすい時期である
- 早くに始めるほど、複利運用の効果が大きい
- 目標額があれば、少額からでも目標達成しやすい
- 通貨におけるリスク分散が図れる
これらのメリットを詳しく解説します。
早くから投資を始めることで時間におけるリスク分散が図れる
毎月積立方式で投資をする場合、購入タイミングを毎月分散して購入することで、購入価格を平均化することが可能です。
購入タイミングを分散することで、時間を味方にすることが可能です。
人生の中でリスクを取りやすい時期である
人生のライフプランを考えた時に、人生の三大支出は
- マイホーム
- 教育資金
- 老後資金
です。
この内のマイホームと教育資金は一般的には30代〜40代に発生します。
このタイミングに万が一にも投資をして損失をしてしまったら資金繰りが苦しくなります。
だからこそ20代のうちこそ、万が一のリスクを犯すことが可能です。
リスク商品だからこそ絶対に損をしない投資商品はありません。
だからこそ早いうちから経験も兼ねて投資を始めることはおすすめです。
早くに始めるほど、複利運用の効果が大きい
複利運用とは利息が発生したら、この利息も投資元本に組み込んで再投資をする方法です。
この複利計算と単利計算での違いを金融広報中央委員会のシミュレーションで計算してみましょう。
例として、
- 毎月5万円ずつ
- 利回りは3%
- 20年間毎月積立する
で投資をしたと仮定します。
上記のシミュレーションを元に計算すると、
・複利運用:1535万6292円
(年に1回、税金も差し引いています)
・単利運用:1488万1154円
【複利運用】
【単利運用】
目標額があれば、少額からでも目標達成しやすい
目標額や時期を決めて、その時までに資産を作ると決めたら30歳よりも25歳で積立を始めた方が少額からスタートしても目標達成に近づけます。
特に三大支出の内の老後資金は、2,000万円必要とも言われています。
この金額を毎月別途で貯めておくと考えたら早くに始めるに越したことはありません。
通貨におけるリスク分散が図れる
通貨におけるリスク分散とは5年10年20年と長期的に考えた時、為替の変動は必ず大きく動きます。
そしてインフレになると、銀行で預金をしていると円の価値が目減りしてしまうため、インフレ対策としても投資をしておくことは重要です。
20代のうちから投資する際に気を付けること
- お金が必要になる時期とその金額を決めること
- リスクがあるため、安全資産も貯蓄しておくこと
これらには注意しましょう。
お金が必要になる時期とその金額を決めること
まずは目標額とその時期を決めましょう。
何歳で結婚し、何歳で子供を産んでなど、現時点ではわからない場合でも仮のプランを考えておくことは非常に重要です。
そして仮でそのプランを考えたら、自分が何歳の時にいくらの支出が発生するのかが分かります。
その金額に対して、今から毎月いくら積み立てるか逆算して決めましょう。
リスクがあるため、安全資産も貯蓄しておくこと
投資はリスクがあるからこそ、上記のライフイベントのために投資で資産を作っていくと、
いざ必要な時に評価がマイナスになっている可能性もあります。
資産運用する種類
それでは実際に資産運用をする際、何に投資をしたら良いでしょうか。
まずはメジャーな投資先をピックアップします。
- 預貯金
- 投資信託(ETF)
- iDeCo
- 株式
- 仮想通貨
などがあります。
毎月積立方式で投資をすることが可能で、メジャーな投資先をピックアップしております。
この中のどれかではなく、複数を組み合わせて投資をすることでリスク分散をすることができます。
あとはその比率をご自身のリスクの許容度に応じて分けると良いです。
投資先に困ったらこのように配分して購入してみよう
資産運用を初めて行う方で、何に対して資産運用をすれば良いのか迷う方もいますよね。
特にそれぞれの仕組みなんかを調べていたら、だんだん調べることに疲れて投資を後回しにしてしまう、なんてこともよくあります。
そこで、資産運用を初めて行う方は、とりあえずの配分として2パターンご紹介します。
リスクをそこそことってもいい人
- 銀行などの預貯金:50%
- 投資信託(株式):25%
- 投資信託(バランス型):25%
これは半分リスクをとり、この半分の中で、投資信託を2種類に分散して積立ましょう。
仮に毎月4万円を積立てる場合、2万円が預貯金、1万円ずつに投資信託を購入します。
そして投資信託の購入はまずは「ノーロード」と言われる購入手数料が無料の商品を選びましょう。
投資を始めてから、投資を勉強し、投資信託の購入商品を変更したりアレンジを行えば良いのでまずは始めることが大切です。
リスクを大きくとりたい人
- 銀行などの預貯金:40%
- 投資信託(株式):25%
- 投資信託(バランス型):25%
- 仮想通貨(ビットコイン):10%
これは上記のうち、さらにビットコインの積立を組み込んだケースです。
仮想通貨は株式とかよりも値動きが大きくハイリスクな位置付けです。
しかし、毎月積立方式で購入することで、リスク分散を図ることが可能です。
まとめ:複利運用の力を使うためにも早くから投資する方が良い
今回は20代こそ早くから投資をすることが良いことについて解説しました。
資産運用に迷ったら上記の配分で始めてみましょう。
個別の株式やFXに関してはリスクが高く勉強してから購入することをおすすめします。
そのため最初は積立形式やスポットでも分割して購入するべきです。
積立投資で資産を増やす方法はこちらで詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

では最後までお読み頂きありがとうございました!
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