仮想通貨のリップル(XRP)とは時価総額で常時ベスト5には入っている人気のある仮想通貨です。
これから仮想通貨の投資をしよう、ビットコイン以外の通貨を購入してみようと思った方でリップルとはどういう通貨なのか、将来性はあるのかなど気になりますよね。
目次
リップル(XRP)とは?
2020年9月時点では仮想通貨の中で時価総額4位とメジャーな位置付けである仮想通貨です。
リップルとは米国のリップル社が開発しており、元々国際送金のインフラとなることを目的として作られており、Googleなども出資をしています。
参照元:CoinMarketCap
こちらのリップルのチャートによると2017年の年末から2018年初めの仮想通貨バブルで急騰したあとは、衰退したままのようなチャートになっています。
まずは概要も確認しておきましょう。
単位 | XRP |
発行上限 | 1,000億枚 |
開発者 | リップル社 |
時価総額 | 1.18兆円 (2020年9月時点) |
リップル(XRP)の特徴とは?
ではリップルにはどのような特徴があるのでしょうか。
- 国際送金のインフラを目指す
- 発行されている1,000億の約半分はリップル社が保有
- リップルは取引が行われるごとに徐々に減少する
- リップルはマイニングはない
- 管理する団体が存在する
国際送金のインフラを目指す
リップルは銀行間の送金のインフラを担うことを目的として開発されています。
現在では海外送金をすると、数日かかる上に数千円の送金手数料が発生します。
今後リップルが社会実装されることで、従来海外送金に数日要していた送金も、
「日本円→リップル(XRP)→米ドル」と送金(換金)することで数秒で送金することが可能になります。
また、送金手数料も数円〜数十円と圧倒的に安い金額で送金することが可能になります。
発行されている1,000億の約半分はリップル社が保有
市場に流通しているリップル通貨は約半分しかありません。
そのため、市場の投資価値のみで大幅な価格の変動を防ぐことが可能です。
また、約半分がリップル社が保有している理由として後述する、取引するごとにリップルが減少することにも繋がります。
リップルは取引が行われるごとに徐々に減少する
リップルを利用して最速な送金をするにはリップルが開発しているリップルネットワークを利用して送金手続きを行います。
その送金手続きを行うたびに微量のリップルが消滅します。
そうすることで、取引処理の負担を減少させて、手数料を安く維持したり、リップルネットワークを正常に保つことを実現します。
リップルはマイニングはない
マイニングとはビットコインなど、送金などの取引が行われると第三者が正常な取引だと認証して初めて取引が成立します。
要は参加者全員で管理しましょうということです。
そしてこの正常な取引だと承認した人が報酬としてビットコインを受け取ることができ、発行枚数が増える仕組みとなっています。
その点、リップルに関してはこのマイニングはなく、管理者はリップル社が管理をするためマイニングは必要ありません。
そのため、民間の人はリップルを手に入れるためには取引所で購入する必要があります。
管理する団体が存在する
管理はリップル社が行っています。
ビットコインなど非中央集権(参加者全員で管理しよう)ではないため、その仮想通貨の意見の相違により価格の大幅な変動が発生します。
その点、リップル社が管理しており、明確な目的を持って開発していることからも他の仮想通貨よりは価格の安定性はあります。
リップルのメリット
ではリップルに投資するメリットはあるのでしょうか。
それぞれ確認していきましょう。
- リップルの通貨は既に発行済みであり徐々に減少する
- 価格の安定性がある(他の通貨に比べて)
- 社会実装に現実性がある
リップルの通貨は既に発行済みであり徐々に減少する
これは特徴のところで解説しましたが、1,000億枚が発行済みであり、現時点ではこれ以上増えることはありません。
今後リップルが実装されて取引が活発になるほどリップルの枚数は減少していきます。
そのため、社会実装された場合、価格が上がる可能性は十分あるのではないでしょうか。
価格の安定性がある(他の通貨に比べて)
市場には約半数しか市場に出回っていません。
そしてリップル社が管理していることからも他の仮想通貨よりも価格の安定性があります。
実際に冒頭で価格のチャートを掲載しましたが、他の通貨と比較しても価格の変動は少ないです。
そのため、他の仮想通貨の中でも若干リスク度合いは下がるのではないでしょうか。
ただしあくまで仮想通貨であり、他の投資商品(株式や投資信託など)よりはリスクが高いことを忘れないようにして下さい。
社会実装に現実性がある
仮想通貨には様々な目的で開発されていますが、実装に至る通貨は少ないです。
その中でもリップルに関してはGoogleやAppleなどが出資をしており、
金融機関ではシンガポールやイングランドの中央銀行やアメリカンエキスプレスや国内では三菱UFJグループ、SBIホールディングス、三井住友銀行など、世界で100機関以上とも提携をしています。
このように名だたる企業などが認めている状況下であり、信頼度はとても高いのではないでしょうか。
リップルのデメリット
では続いてはリップルのデメリットも知っておきましょう。
- 管理社がいること
- 価格が若干下降傾向
- 価格変動が少ない
管理社がいること
再三ですが、リップル社が管理をしています。
つまりはこのリップル社が万が一経営不振になった場合などには価格の影響があります。
現時点ではGoogleやAppleなどが出資をしている時点で考えにくいですが、ビットコインなどと違って、管理社の影響を受けることになります。
価格が若干下降傾向
参照元:CoinMarketCap
このように仮想通貨バブルを終えてから若干の下降傾向な相場のままです。
そのため、このままの相場が続くのかどこかで上がるのかは読めないような相場です。
価格変動が少ない
上記のチャートの通り、他の仮想通貨と比べて価格変動が少ないです。
そのため、値上がりしたら一度利益確定で売却するというよりもかなり長期目線で長期保有をする必要があります。
だからこそ、リップルの目的や価値観などに共感をすることができる方が購入することが望ましいかと思います。
リップルの購入先
リップルでは時価総額が常に上位に存在をしており、基本的な国内取引所であればどこの取引所でも購入可能です。
購入先のおすすめとしては、
- 積立で購入:コインチェック
- 一時金で購入:ビットフライヤー
がおすすめです。
筆者はリスク分散のためにコインチェックで積立購入をしております。
特に相場がかなりなだらかだからこそ、いつか価格が上がることを信じてそれまで少額ずつ購入し続けています。
まとめ:リップルは他の仮想通貨とは違う点が多く、購入するなら将来性を見極めよう
リップルは国際送金問題に着手しており、実際海外送金をする際には数日かかり、数千円かかることはかなり問題かと思います。
ビットコインやイーサリアムで瞬時に送金することは可能ですが、価格の変動が大きすぎて企業などではあまり利用しにくい点もあります。
だからこそリップルを利用する価値、すなわち将来性はあるのではないでしょうか。
ただし、将来性はあるもののいつ実用的になるのかまでは不透明だからこそ積立で少額ずつ購入しておく方法が適していると思います。
リップルを購入する際のおすすめ取引所はこちらでも解説しています。



では最後までお読み頂きありがとうございました!
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