株の取引や投資信託を購入するために、証券会社はどこにしようか悩んでいる方もいるかと思います。
ネット証券の中でも有名な証券会社「楽天証券」はECサイトや楽天カード、旅行、通信事業と生活の大半に関わるサービスを展開している楽天グループの1つです。
目次
楽天証券で利用可能なサービスとは
楽天証券は2019年の新規口座開設数が業界No1と勢いのあるネット証券です。
楽天でお買い物したり、楽天カードを保有している方も多く、身近な企業であり知名度は高いかと思います。
では、楽天証券ではどのようなサービスがあるのか確認してみましょう。
種類 | サービス内容 | 補足 | |
国内株式 | 現物取引 | ||
信用取引 | |||
貸株サービス | |||
国内ETF (上場投資信託) | |||
国内ETN (指標連動証券) | |||
国内REIT (不動産投資信託) | |||
夜間取引 PTS取引 SOR注文 | PTS:証券取引所を介さず株式を売買 SOR:複数の市場から最良な市場を、 自動的に選び注文を執行する仕組み | ||
IPO (新規公開株) | |||
PO (上場済企業の公募) | |||
株主優待/配当 | |||
外国株式 | 米国株式 | ||
海外ETF | |||
中国株式 | |||
アセアン株式 | |||
投資信託 | 通常取引 | ||
ロボアドバイザー | |||
楽天カード決済 | |||
投信スーパーリサーチ | |||
FX | 楽天MT4 | ||
デモ取引 | |||
バイナリー オプション | バイナリーオプション | ||
NISA | NISA つみたてNISA ジュニアNISA | ||
確定拠出 年金 | 確定拠出年金 (iDeCo) |
これらのサービスを取り扱っています。
楽天証券は証券会社のサービスが網羅されているため、楽天証券を利用するかの判断は手数料やメリット、デメリットで判断しましょう。
楽天証券のメリット
- 投資サービスが充実しており、メイン口座として利用できる
- 手数料が安い
- 投資信託の取扱いファンドが豊富
- 初心者向けの情報も充実
- ツールが高性能
- 楽天ポイントが貰える
楽天証券は多くのメリットがあります。
それぞれ詳しく確認してみましょう。
投資サービスが充実しており、メイン口座として利用できる
上述のサービス内容の通り、投資に関するサービスは網羅されています。
そのため、最初は投資信託などの積立から資産形成を始めて、資産が貯まってきたら株式などの取引も行うことが可能です。
その他にもリスクを上げて外国商品やFX取引なども対応しているため、ご自身の投資スタイルに合わせた取引が可能です。
手数料が安い
楽天証券 | SBI証券 | auカブコム証券 | |
取引金額 | 手数料 | ||
5万円まで | 55円 (税込) | 55円 (税込) | 99円 (税込) |
10万円まで | 99円 (税込) | 99円 (税込) | 99円 (税込) |
20万円まで | 115円 (税込) | 115円 (税込) | 198円 (税込) |
50万円まで | 275円 (税込) | 275円 (税込) | 275円 (税込) |
100万円まで | 535円 (税込) | 535円 (税込) | (約定金額× 0.09%+90円) 〔上限:3,690円〕 ※100万円の場合 1089円(税込) |
150万円まで | 640円 (税込) | 640円 (税込) | |
3000万円まで | 1,013円 (税込) | 1,013円 (税込) | |
3000万円超 | 1,070円 (税込) | 1,070円 (税込) |
メジャーなネット証券と比較したところ、業界内で手数料最低水準なのが楽天証券、SBI証券です。
特に100万円以上の投資をする場合は大きく手数料が異なってきます。
また、楽天証券だと手数料の1%が楽天ポイントがつくため、手数料は実質最低水準です。
通常の手数料形態だけではなく、「定額コース」もあります。
1日の取引金額合計 | 手数料 |
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 943円(税込) |
200万円まで | 2,200円(税込) |
300万円まで 以降、100万円増えるごとに 1,100円(税込)を追加。 | 3,300円(税込) |
デイトレードとして頻繁に売買する場合はかなりお得ですね。
投資信託の取扱いファンドが豊富
2020年10月時点では、投資信託のファンドは2690本以上の取扱があります。
ここまでの本数があると選ぶのが大変というレベルであり、十分すぎるラインナップが揃っています。
もしも投資信託で何を買えば良いかわからない方はこちらでおすすめファンドを紹介しています。

初心者向けの情報も充実
楽天証券は投資経験が浅い方に向けて、わかりやすく情報を整理したり、取引が始めて向けの方と一般向けの画面の切り替えもあります。
そのため、わからない情報は楽天証券内でもかなり有益でわかりやすい情報が手に入ります。
ツールが高性能
楽天証券では、
- PC向けには「マーケットスピード」「マーケットスピード2」など
- スマホ向けには「iSPEED」
のツールが利用できます。
マーケットスピードの場合、「アルゴ注文」という事前に条件を登録することで、楽天証券のシステムが登録した条件を満たすか監視を行い、合致すると自動的に取引所へ注文が執行される注文方法も可能です。
そのため、投資運用に重要な【感情の排除】をして取引をすることが可能であり、機能面も充実しています。
デイトレーダーも利用しているツールであり、高性能な機能が無料で利用できます。
楽天ポイントが貰える
私としてはこれが1番のメリットかと思うくらいですが、楽天証券では取引に応じて楽天ポイントが貰えます。
楽天証券を利用して楽天ポイントが貯まる方法として、
- 株式やFXなどの売買手数料の1%〜2%相当
- 投資信託の積立で楽天カード決済すると1%相当
- 投資信託の残高10万円ごとに4ポイント
などがあります。
投資信託の平均利回りが3%程度であり、投資信託を楽天カードで積み立てるだけで楽天ポイントが1%貰えるため、利回りが実質4%になるようなものです。
そしてこの楽天ポイントで投資信託などを購入できる「ポイント投資」が可能です。
その他にも楽天銀行と紐付けることで、普通預金の利率が10倍の0.1%になったりと楽天経済圏で利用している方は楽天証券がかなりお得に利用できます。
楽天証券のデメリット
- IPOは他社の方が有利な証券会社がある
- 海外株式の取扱国数は多くはない
- システム障害が起きたことがあり強固とは言えない
IPOは他社の方が有利な証券会社がある
IPO(新規公開株)を狙いたい方は楽天証券をおすすめできません。
楽天証券の2019年のIPO取扱数は28社でした。
競合のSBI証券だと86社取り扱っており、何かしらのIPOを購入したい場合は他社の方が取扱数が多く、当選する確率が高まります。
海外株式の取扱国数は多くはない
楽天証券で海外株式が購入できる国は、
- 米国
- 中国
- シンガポール
- タイ
- マレーシア
- インドネシア
これらの6カ国です。上記以外の国への株式を購入したい場合は他の証券会社を利用する必要があります。
例えばSBI証券であれば、上記に加えて、
- 韓国
- ロシア
- ベトナム
の株式も購入することが可能です。
システム障害が起きたことがあり強固とは言えない
楽天証券公式サイトでシステム障害の履歴が公表していますが、2020年9月末時点で10回のシステム障害が起きています。
株式取引時や先物取引時などに発生していたりします。
そのため、トレーダーとして日中に売買している方にとっては特にデメリットを感じるかもしれません。
まとめ:楽天証券は初心者に優しく、これから投資を始める人におすすめ
楽天証券が特におすすめな人として、
- これから投資を始める人や経験が浅い人
- 積立で投資信託を始める人
- つみたてNISA、通常NISAを利用したい人
- 少額から株式を始めたい人
- 他の何かしらの楽天サービスを利用している人
これらの方は楽天証券がおすすめです。
特に楽天経済圏でメインに利用している人は必須ではないかと思うくらいです。
こちらから楽天証券が無料で口座開設できます。
では最後までお読みいただきありがとうございました!
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