ビットコインキャッシュ(BCH)はどのような仮想通貨なのか。
ビットコインキャッシュの今後や購入するとしてもどこの交換業者が一番お得に購入できるのか気になりますよね。
- ビットコインキャッシュ(BCH)ってどういう仮想通貨?
- 投資する価値はあるの?
- どこの交換業者(取引所)で購入すれば良い?
目次
ビットコインキャッシュ (BCH)とは
ビットコインキャッシュ(BCH)とは、ビットコインが抱えていたスケーラビリティの問題(10分に1回の承認作業であり取引が遅い問題)を解決するために、
ブロックサイズを拡大することで合意したをしたマイナー達でハードフォークが実施され誕生しました。
単位 | BCH / BCC |
発行上限 | 約2099万9999枚 |
開発者 | ビットコインから分裂 |
開始日 | 2017年8月1日 |
時価総額 | 5037.9億円 (2020年11月13日時点) |
時価総額 ランキング | 6位 (2020年11月13日時点) |
主な目的 | 送金 / 決済 / 投資 |
アルゴリズム | Proof of Work (プルーフ・オブ・ワーク) |
ブロック生成 サイクル | 約90秒 |
【ビットコインキャッシュ(BCH)のチャート】
引用元:Coin Market Cap
対ビットコインに対して価格は下落傾向にあります。
これは10月下旬から11月上旬にかけてビットコインが大幅に増加しているため、ビットコインに対しては下落傾向にある相場です。
また2020年の11月上旬にビットコイン価格が上昇していますが、これは実用的な側面で需要が増加したよりも、価値の保存(インフレ対策)などの側面から需要が伸びているために買われています。
ビットコインキャッシュ (BCH)の特徴とは
- 「オンチェーン」でトランザクション処理をしている
- 1つのブロックサイズに32MBのサイズを実装(Big Block)
- スマートコントラクト実装
「オンチェーン」でトランザクション処理をしている
オンチェーンとは、ブロックチェーン上で全ての処理を行うことです。
その対義語でオフチェーンがありますが、一部の処理をブローックチェーンの外で行い、まとめてブロックチェーンへ乗せるような仕組みです。
ビットコインキャッシュはオンチェーンで行っており、ビットコインはオフチェーンへ移行しています。
1つのブロックサイズに32MBのサイズを実装
ビットコインは1MBのブロックサイズにしかトランザクション(処理データ)を格納できない一方で、ビットコインキャッシュは、32MBのブロックサイズが実装されています。
このようなブロックサイズを増やすことを「Big Block」と言います。
そのため、1つのブロックの容量が大きいため、多くの取引を行えたり、迅速な処理を行うことが可能です。
スマートコントラクト実装
スマートコントラクトとは「自動的に契約を行ったりする技術」です。
イーサリアムが初めて実装した技術ですが、ビットコインキャッシュも実装しています。
それが実現できたのも、ブロックサイズがビットコインよりも大きいことから実装可能にしています。
ビットコインキャッシュとビットコインは目的の違いがある
それぞれの仮想通貨は、
- ビットコイン:価値の保存
- ビットコインキャッシュ:決済手段
これらの目的の違いがあります。
そのため、実装される技術も異なりますし、投資判断も異なってきます。
ビットコインキャッシュを投資判断する場合は実用性を考える
2020年11月上旬にビットコイン価格が上昇しました。
その理由の1つとして、価値の保存があります。
ビットコインはインフレ対策、新興国の自国通貨の暴落などの懸念から、資産を守るためにビットコインを購入している動きが強まりました。
これは、有事の「金」を買う動きと似ています。
しかし、上述の通り、2つの通貨には目的が違うため、ビットコインキャッシュを購入するなら、「決済」として実用できるかを判断材料にいれる必要があります。
ビットコインキャッシュ (BCH)の長所
- 手数料が安く利用できる
- EDAというマイニングの難易度調整するシステムを導入
- 透明性が高い
手数料が安く利用できる
ビットコインキャッシュはブロックサイズを増やしたことにより、コスト削減ができています。
1回の取引にあたるコストは0.21ドル程度です。
なお、ビットコインの1回あたりのコストは1.88ドル程度であり、大幅に手数料が安く利用できます。
EDAというマイニングの難易度調整するシステムを導入
ビットコインキャッシュはPoWと言われるマイニングを第三者が行うことで、取引の承認がされて、取引が実行されます。
そしてこのマイニングの難度の調整システムとしてEDAというシステムを導入しました。
なお、10分に1回のペースで難易度を変更しているからこそ、上述のコスト削減に影響している点もあります。
透明性が高い
この透明性の高さは「Big Block」のために実現ができています。
ブロックチェーンの1つのブロックサイズを32MBまで増やすことで、オンチェーンを実現しました。
全ての取引データをブロックチェーン上で行うことで透明性を高めることが可能となっています。
ビットコインキャッシュ (BCH)の短所
- 間接的な中央集権になる可能性がある
- 度重なるハードフォークがある
間接的な中央集権になる可能性がある
ブロックチェーンの1つのブロックサイズが32MBになったということはマイニングをする容量も大きくなります。
そのため、ビットコインキャッシュのマイニングを行うには、相応の設備を整えないといけません。
つまりはマイニング参加のハードルが高いことからマイナーが主導権を握り、間接的に中央集権(管理する団体などが存在)となる可能性があります。
ハードフォークが複数回あり、今後も可能性はある
ハードフォークとは、仮想通貨から分岐して新しい仮想通貨が誕生するということです。
- ビットコインSV
- ビットコインABC
これまでこの2通貨の分裂が起きています。
ハードフォークは問題点の解決であったり、分裂後の通貨が無料で貰えたりとメリットがある一方、
取引所のメンテナンスが入ったり、分裂後の通貨の価格が下がる可能性もあり、デメリットがあります。
そして価格が上がるか下がるか分からないという点では、投資としてリスクが高いと言えます。
ビットコインキャッシュ (BCH)の今後や将来性は?
仮想通貨ビットコインキャッシュの将来性は、
- 決済手段としての普及
- 度重なるハードフォークをプラスと捉えるか
このあたりが重要なポイントになってきます。
決済手段としては、決済大手のPayPalがビットコインキャッシュを含む4銘柄の仮想通貨と法定通貨の交換が可能になりました。
また、ビットコインキャッシュを含む4銘柄で決済することも可能です。
そのため、実用性まではかなり現実的に進んでいます。
ハードフォークに関しては、先ほど短所で解説しましたが、メリットもあります。
常に仕様の変更を加えるということは、進化する可能性を秘めています。
このハードフォークに対して、プラスと捉えるならば、投資する価値があるかと思います。
ビットコインキャッシュ (BCH)を購入する際のおすすめ交換業者(取引所)は?
ではビットコインキャッシュを購入する際のおすすめ交換業者を解説します。
では最後までお読み頂きありがとうございました!
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