個人投資家は負けやすいと聞いたことはありませんか?
実際に個人投資家の中で、株式投資で稼いでいる人より損をしている人の方が多いです。
しかし、個人投資家の強みを理解すれば勝つ(利益を得る)確率は飛躍します。
この記事では、
- 個人投資家の強みとは?
- なぜ個人投資家は損をする方が多いのか
- 個人投資家で勝つ戦略とは
これらの疑問について解説し、個人で利益を得て資産形成をしやすくする方法をトレーダーが解説します。
目次
投資家は大きく分けて個人投資家と機関投資家がある
まず投資家といっても大きく分けて、「個人投資家」と「機関投資家」が存在します。
個人投資家:個人で投資を行っている人のこと
機関投資家:顧客から預かったお金で資産運用する保険会社や金融機関など
機関投資家は多くの顧客からお金を預かり資産運用をしているため、運用金額が大きく相場に与える影響が大きいです。
機関投資家は何がある?
機関投資家の一例として、
- 投資顧問会社
- 金融機関
- 生命保険会社
- 損害保険会社
- 信託銀行
- 投資信託会社
- 年金機構(GPIF)
などがあります。
また、一番運用額が大きい年金機構(GPIF)だけでも、投資運用額は186兆円(2020年度末時点)あることからも、規模が個人とは比較にならないことがわかります。
なぜ個人投資家は負けやすいと言われているのか?
なぜなら個人でも、”機関投資家と同じ土俵”で投資をしているからです。
つまり個人投資家の強みを発揮していないのです。
機関投資家は、投資をする金額の規模が違います。
そして”目的は短期で結果を出すこと”です。
そのため機関投資家は、
- 株式投資
- 債券投資
- リート(不動産)投資
- コモディティ投資
- 信用取引
など様々な投資先に分散投資をします。
そして、結果を出すためにファンドマネージャーが日々情報を収集して、定期的に投資先の配分を組み替えています。
だからこそ結果が出せているのです。
そのため、機関投資家と同じ土俵に乗らず、後述する個人投資家の3つの強みを上手く活用しましょう。
個人投資家が勝ちやすい3つの理由とは
では個人投資家で勝ちやすい3つの理由を解説します。
- ポートフォリオが自由
- 超長期投資が可能
- 投資に対して小回りが利く
それぞれ解説していきます。
その1:ポートフォリオが自由
個人投資家(あなた)は投資先の選定は当然自由です。
一方で機関投資家は、常にパフォーマンスを求められています。
そのため、毎月の損益状況も顧客に開示しなければならないですし、利益を上げるために預かった資産の多くが投資に回しています。
個人投資家は投資する比率は自由です。
50%は現金で保有し、50%を投資にすることもできますし、比率は自由です。
もしも相場が値上がりしているときは、投資を見送ることも可能です。
一方で機関投資家は常にパフォーマンスが求められるため、相場が高値の時でも”信用取引”を行ったりして常に相場に参加をする必要があります。
その2:超長期投資が可能
超長期投資とは、10年、20年などの期間です。
ランダムウォーカーという書籍によると、インデックスファンドに15年投資したら平均的に約4%〜13%の利回りという統計データがあります。
つまり、15年間投資をしたら統計上はプラスになるのです。
しかし、機関投資家が10年、20年先を見据えて投資をしようものなら、顧客からクレームが来ますし、社内の上司にも大目玉を喰らいます。
だからこそ、個人は”時間”を味方にすることで勝つ確率を高めることが可能です。
そして超長期の王道は「積立投資」です。
なお、積立投資をするなら少額でも”ビットコインの積立投資”をおすすめしています。
その理由やパフォーマンスは下記で詳しく解説しています。
「少額からできるビットコインの積立投資。実績やメリット、デメリットを解説」
その3:投資に対して小回りが利く
期間投資家の場合、信用取引なども行っている場合は期限があります。
信用取引は最初から”売り注文”から取引することができる一方で、期限が来ると反対の”買い注文”をする必要もあります。
また機関投資家の担当者でも独断で投資できないケースもあります。
社内の承認を得て〇〇に投資をするなどもあります。
その一方で、個人であれば好きなタイミングで好きな銘柄を購入できますし、一切の制限がありません。
まとめ:個人投資家の3つの強みを理解して、自分が勝てる土俵のみで戦おう
今回は実は個人投資家が有利な理由について解説しました。
- ポートフォリオが自由
- 超長期投資が可能
- 投資に対して小回りが利く
これらのメリットを活かして、自分が勝ちやすいタイミングだけ投資をしましょう。
上がるかわかりにくいと思った時は、無理に相場に参加しなくて良いのです。
個人投資家の強みをフルに活かして資産形成に役立てましょう。
なお、将来性を考えて投資をする際にはインフレ対策も大切です。
その理由を下記で詳しく解説しています。

では最後までお読みいただきありがとうございました。
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