2020年10月22日で1ビットコインが130万円を超えて、一時138万円程度まで上昇しました。
1ビットコイン130万円を超えるのは約1年振りですが、価格が上がっている今、購入しておけば良かった、、と思う方もいるのではないでしょうか。
目次
ビットコイン価格が上昇した理由とは
ビットコインを始めとする仮想通貨は年末に向けて価格が上がりやすい傾向がるのですが、今回の上昇には理由があります。
まずはその理由を知っておきましょう。
- PayPalでビットコインの売買が可能になる
- 上場企業がビットコインを購入している
- バイナンス(海外取引所)がDeFiの仕組みを採用
PayPalでビットコインの売買が可能になる
PayPalがアプリ内で仮想通貨を直接売買したり、保有したり決済をする事を可能にすると発表しました。
現時点では発表であり、2021年の初頭から利用できるようになる予定です。
全ての取引はPayPalのレートで法定通貨で行われ、手数料なしで手軽に法定通貨に交換できる予定です。
そのため、来年からはPayPalが取り扱っているショップで仮想通貨決済を利用する事が可能になります。
ただし、あくまでPayPal内では法定通貨と仮想通貨を交換して、ショップで決済できる仕組みが備わる予定であり、現時点では他のユーザーに送金はできないです。
PayPalで利用可能な仮想通貨は
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
の4種類の予定です。
実装されたら順次増えていく可能性はありそうですね。
上場企業がビットコインを購入している
例えば、
- 米国のマイクロ・ストラテジー社が2ヶ月間で4.25ドル(約446億円相当)のビットコインを購入
- スクエア社(TwitterのCEOが運営する会社)が5000万ドル(約53億円相当)のビットコインを購入
など大手企業がビットコインを購入しているのです。
購入理由はインフレ対策も
購入している理由としてはインフレ対策があります。
インフレとは物価が上昇する事ですが、1000円持っている人が1個100円のハンバーガーを購入すると10個購入できます。
しかし、1年後物価が上昇してハンバーガーが1個200円になった場合、同じ1000円を持っていたら5個しか購入できません。
日本でもインフレ目標2%上昇と掲げており、インフレへと促しています。
つまり現金でそのまま保有していたら、現金の価値が目減りするからこそ、リスクヘッジとしてビットコインに注目が集まっているのです。
また、ビットコインの将来性や価値の担保性としても認めれているからこそ、あまりリスクを冒せない上場企業もビットコインを購入しているということでもあります。
バイナンス(海外取引所)がDeFiの仕組みを採用
DeFiとは分散型金融のことであり、ブロックチェーン技術を用いて金融サービスを確立する技術です。
DeFiの詳細はこちらで書いています。

取引所の大手であるバイナンスがDeFiサービス(例えば個人間でお金の貸し借りなどができる)サービスが利用できるプラットフォーム「Venus Protocol(ヴィーナス・プロトコル)」を発表しました。
ヴィーナス・プロトコルの機能は3つ
- レンディング
- 資産担保による利回りの獲得
- ステーブルコインの発行
簡単に説明すると、
1.レンディングは、仮想通貨を借りる事が可能
2.資産担保による利回りの獲得は、保有している仮想通貨を貸す事でで利益を得る
3.ステーブルコインの発行は、米ドルと1対1で対応する独自のステーブルコイン「VAI」を発行する事が可能
※ステーブルコインとは非常に価格変動を抑える通貨です。
つまりは、ビットコインを保有していると、価格変動が大きくリスクが大きいため、独自のステーブルコインを発行して、価格変動を抑える事ができるようになります。
今から購入しても間に合う?!
結論から説明すると、すぐにビットコインに飛びつくのは危険です。
仮想通貨は価格変動が非常に激しく、このようなファンダメンタル的な好材料があると一気に価格は上昇するのですが、一気に暴落することも多いです。
しかし、今回のニュースのように徐々に社会実装されてきており、将来的にはビットコインは世の中の当たり前になるのではないかと考えています。
そのためにも長期目線で今のうちから少しずつビットコインを購入するのはアリです。
購入するなら少額ずつ、積立投資が理想
上述した通り、価格が急上昇してもいつ暴落するかわかりません。
PayPalに関してもサービスが始まったわけではありません。
そしてどのタイミングでさらに価格は上がるのかは非常に読みにくいのが仮想通貨市場です。
だからこそ、毎月数万円ずつ仮想通貨を購入するなど、購入タイミングを分散させること、そしてご自身の資産の内の少額のみを投資するなどのリスクヘッジは行う必要があります。
必ずリスクがあることを忘れずに少額のみ購入することをおすすめします。
積立がなぜおすすめかはこちらで解説しています。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント