人生100年時代、長いからこそ人生には様々なリスクが存在しています。
リスクは急に襲いかかると大変ですが、事前に想定をして対策をしておくことで防げることも多いです。
この記事では、
- 人生におけるリスクには何がある?
- リスクを防ぐために今からやっておくべきことは?
- なるべく安定した人生を送りたい
このような方に向けて、FPが人生のリスクを防ぐための今すぐにやるべき5つのことを解説します!
目次
人生のリスクには何があるの?
人生には様々なイベントや出来事が起きます。
事前に想定しておくのと、突発的に起きるのでは対応できることもかなり異なって来ます。
まずは、人生における大きなリスクを考えてみましょう。
- リストラが起きる
- 病気で働けなくなる
- 想定以上の出産などのライフイベント
- 不本意な損害賠償責任
- 退職金の減少や年金受け取りが繰り下げする
それぞれ確認していきましょう!
リストラが起きる
2020年のコロナショックで多くの企業が打撃を受けました。
この教訓から経営者としては、雇用=固定費であり、リストラを始めた上場企業もあります。
そのため、今は業績が好調な企業で働いていても、いつ早期退職を迫られてるかわからない時代なのです。
急な解雇は問題を起こさなければあり得ませんが、数ヶ月後にリストラになる可能性は誰しもがあるのです。
病気で働けなくなる
病気のリスクは年齢とともに上昇します。
また、外的要因で急遽入院する可能性もあるため、怪我や病気で働けなくなるリスクも存在しています。
想定以上の出産などのライフイベント
出産はおめでたいことですが、教育費は人生の三大支出の1つです。
また、状況に応じて住宅の購入で頭金が必要であったりと想定以上の支出が発生するリスクもあります。
突発的な支出は人生の中では起きるものです。
不本意な損害賠償責任
故意でなくても対人、対物でうっかりで損害賠償責任が発生する事故がリスクとしてあります。
例えば、
- 自転車に乗ってて、歩行者にぶつかった
- ペットが怪我をさせた
- マンションのバルコニーからモノが落ちて、下の歩行者に当たった
- 踏切で立ち往生をして電車止めてしまった
など、不注意でも大きな損害賠償が発生する可能性はあります。
これらは些細なことから発生しますが、1回で数千万円と損害賠償が発生する可能性があります。
ネットで「個人賠償責任保険」と検索すると様々な保険が検索され、月々数百の保険料なため、人生のリスクのために加入しておきましょう。
退職金の減少や年金受け取りが繰り下げする
今後、企業としては人件費=固定費(リスク)の考えが加速します。
そして年金の受け取る年齢もさらに遅くなることが予測されます。
人生のリスクを考慮して今すぐに行動すること5選
では今すぐにリスクに備える行動を解説していきます。
特にリスクに対して事前に対策をしておくことで、実際に起きた時もメンタルを保つことができます。
- リストラ候補になりうるのか客観的に考える
- 副業でスキルを身につける
- 国などの保障制度を調べて、メモしておく
- 保険の見直し(保障内容の再確認)をする
- 資産形成をしておく(固定費を下げておく)
これらについて解説していきます!
リストラ候補になりうるのか客観的に考える
まず改めて勤務先がリストラを始めようとした時に、自分は対象となり得るのか考えましょう。
- 40歳以上
- 役職があまり上ではない
- 人事評価が高いわけではない
- あまり強く上司に言えない
このような方は確率が上がりやすいです。
他にもタイミング的に直近でたまたまミスをしてしまったなど不運なケースもありえます。
客観的に自分は対象になりそうか考えましょう。
そして、リストラを行う=会社の業況が良くないため、その会社に長くいる必要はありません。
リストラしてくれてありがとうくらいの気持ちでいましょう。
副業でスキルを身につける
副業は非常にメリットが大きく、
- 資産形成を加速する
- スキルが身に付く
- 一人でも収入を作ることができる
- 副業を本業にすれば会社員よりも収入は高い
など、メリットは大きいです。
特に会社員を辞めてもスキルがあれば、一人で稼げますし、他の会社へ転職する際にも個人で稼げるレベルのスキルは非常に高く評価されます。
今は、クラウドワークスなどのサービスを利用したり、SNSから仕事を探すことができます。
国などの保障制度を調べて、メモしておく
万が一のリスクが起きても日本は保障制度が充実しているため、生きていくことは可能です。
例えば、
- リストラ→失業保険が7日間の待機後に貰える
(自主退職なら3ヶ月+7日後) - 病気→傷病手当金や任意の保険
- 怪我や重い病気の治療費→高額療養制度で支払う治療費の上限がある
- 会社中に不慮の事故や死亡→労災や死亡保険金
- その他各自治体が行っている政策(出産や母子家庭の支援など)
など多くの制度があります。
しかし、どれも受給条件があり誰もが必ず受け取れるわけではありません。
傷病手当金も会社の勤務が12ヶ月以上かなどがあったりと条件があるため、一度時間を作り、
上記のような制度を「国や自治体の公式サイト」や「失業保険」「傷病手当金」などの制度を調べておきましょう。
保険の見直し(保障内容の再確認)をする
もしもの病気が起きた時の保障内容を確認しておきましょう。
なぜなら、生命保険の内訳は「掛け捨て保険+投資信託+手数料」であるため、
最低限の生命保険+個人で投資信託の積立投資を行った方がパフォーマンスが高いからです。
生命保険料の目安は、生命保険料控除を満額差し引けるまでです。
上限は国税庁の公式サイトで確認してみてください。
また上述した、「賠償責任保険」はいざという時に加入することをおすすめします。
資産形成をしておく(固定費を下げておく)
もしもの時は収入が減少します。
その時に一番不安になることが「お金」です。
その時に資産を確保していたら大きな安心感があります。
そして、資産があるだけでなく、固定費を下げて生活費の支出を減らしておくことでより一層の心配が減ります。
例えば、
- 住宅ローンがあれば、金利の引き下げ交渉(他社へ借換)
- 家賃の再確認
- 生命保険の見直し
- スマホ代を格安SIMにする
- 車をカーシェアにする
- あまり読まない新聞ならニュースアプリにする
(楽天証券なら無料で日経新聞の記事が読める)
など対応できることはたくさんあります。
そして、浮いた金額をなるべく将来に備えて今すぐに積立投資をしましょう。
まとめ:人生のリスクは不意に訪れるからこそ、今すぐに対策をしておこう
今回は人生におけるリスクと、リスク対策のために今すぐに対応しておくべき5つの行動を解説しました。
人生のリスクは想定外の時に起こるものであり、その時から対応しても手遅れなこともあります。
また、資産形成をする上で早くに始めるほどリスクも取れます。
2021年現在で資産形成をする上では「仮想通貨」が非常に有効です。
こちらで仮想通貨の基本をロードマップとして解説していますので、参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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