老後生活までに2,000万円の資産を作る必要があると言われると不安になる方もいますよね。
しかしいざ資産を作っていくにも貯金では金利はつかない、投資をするには知識がないのに投資をして損をしたくない。
そのため資産形成をするにはどうすれば良いのだろうと悩む方もいると思います。
この記事では、資産を作る上で重要な「守ること」「攻めること」を具体的な方法でお伝えします。
目次
資産形成には守りと攻めがある
大切な資産を作っていく上で、資産を減らさない「守り」と資産を増やす「攻め」があります。
お金に関する悩みを持つ人は「守り」ができていない人が多いです。
そのため、まずは守りを覚えてから攻めることが重要です。
そして守りと攻めを正しく知ることで、老後2,000万円問題で悩むことはありません。
資産形成の守りとは
資産を作る上で「守り」はとても重要です。
この守りができていない人は「収入<支出」となり、借金をしてしまうケースもよく見てきました。
なかなか貯金ができない方は必ず下記のことを実践しましょう。
そこで資産形成をするための守りに関するするべきこととして、
- 給料の手取り10%〜20%を給料が入ったら最優先に自動引き落としで貯金
- 貯金を除いたお金から目的別に分ける
- 自分の支出を見直す
- 支出の無駄を削減
- 住宅以外のローンがあれば毎月繰上げ返済する
これらを実践すれば、誰でも資産は作れます。
給料が入ったら最優先に貯金する
給料が入ったら毎月、最初に貯金をしましょう。
理想は手取りの20%を貯金に回しますが、もしも厳しいようでしたらまずは10%程度でも良いです。
そして必ず、自動引き落としにしましょう。
手動で別の口座に移すようにすると、必ずいつか甘えが生まれます。
必ず自動引き落としをすることが大切です。
また、自動引き落としする内容は、この後後述します。
貯金を除いたお金から目的別に分ける
直近を除いたお金で毎月生活をすることになりますが、必ず目的別に細分化しましょう。
特に、毎月必要な支出から順番にお金を分けていきます。例えば、
【固定費】
- 家賃
- 生命保険
- 通信費
- 新聞代
など、毎月固定費として支出が発生するものは、その金額分は口座引き落としやクレカ決済が多いと思うので、口座にプールしておきましょう。
【変動費】
- 食費
- 日用品費
- 自己啓発費
- 他(生活に必要な変動費)
固定費を除いた後に、生活に毎月必要な変動費を除きます。
これは毎月家計簿をつけていたら、毎月いくらくらいかかっているかが分かるので事前にその金額を確保しましょう。
これらを差し引いた残りの金額が「娯楽費」です。
資産形成の守りができていない人は「娯楽費」が支出の優先順位が高い傾向にあります。
あくまで余ったお金で遊ぶということを忘れないようにしましょう。
自分の支出を見直す
もしも上述の支出の分別をして、娯楽費が捻出できない場合は支出の中で何かが一般的よりも多くなっているはずです。
そのためには自分の支出内容を知る必要があるので、家計簿は簡単で構わないので作るようにしましょう。
支出の無駄を削減
上記で自分の支出を把握したら、支出の無駄を減らしましょう。
まず見直ししやすいのが固定費です。
家賃は高くないか、通信費で1万以上利用していないか、生命保険は多く払っていないかなど、削減できるところはあります。
ここではそれぞれを詳しくは書きませんが、家賃に関してはこちらで詳細を書いています。

住宅以外のローンがあれば毎月繰上げ返済する
もしも住宅ローン以外の借金があれば、まず金利を確認しましょう。
カードローンだと10%以上の金利な可能性もあります。
金利の負担はかなり大きく、毎月返済しているとしてもそのうち元金相当は結構少ないものです。
そこで重要なことが、毎月の返済に加えて、1万円とかでも良いので追加で返済するようにして下さい。
(銀行などでは繰上げ返済に都度大きな金額の手数料がかかる場合もあるのでその場合は除く)
なぜなら、株や投資信託の平均利回りは3%〜5%程度です。
このことからも毎月投資などをするよりも、その金額を返済した方が10%近い金利分を減らすことができます。
つまりは10%の利回り相当を得ているのと同じ効果なので、なるべく早く返済することを優先して下さい。
資産形成の攻めとは
資産を作る上では攻めることも重要です。
だからといって、投資の勉強をしないでいきなり株やFXをやるのは危険です。
そのため、普段忙しく投資初心者に向けた攻めの資産形成をお伝えします。
- 毎月の手取りの10%程度の投資信託の積立型を購入
- インデックスファンドを購入
- とにかくノーロードかつ信託報酬が低い商品を選ぶ
- 購入は国内株式か米国株式のみ
以上、やることは投資信託を自動引き落とし設定するだけとシンプルです。
毎月の手取りの10%程度の投資信託の積立型を購入
先ほど守りの方で、毎月手取りから自動引き落としで貯金しようと説明しました。
この貯金する内から捻出すると良いです。
そして緊急時に預貯金を使う可能性もあるので、貯金は月収の3ヶ月分程度を口座にプールしておけば大丈夫です。
それ以外は投資に回しても問題ありません。
インデックスファンドを購入
投資信託を購入する際には、インデックスファンドを購入すれば良いです。
リスクを高めたアクティブファンドもありますが、統計上インデックスファンドの方が手数料が安くパフォーマンスが良いです。
インデックスファンドに関してはこちら


とにかくノーロードかつ信託報酬が低い商品を選ぶ
手数料はかなり勿体ないポイントなので、とにかく安い商品を選びましょう。
ノーロードと言われる購入時手数料が無料な商品かつ、信託報酬(資産を保有しているだけでも手数料がかかる)や売却時の手数料が限りなく安い商品を選びましょう。
購入は国内株式か米国株式のみ
投資初心者の場合は、とりあえず国内か米国の株式を積立をすると良いです。
新興国はリスクが高まるのでポートフォリオを考える必要が発生します。
まずはこの2択で選ぶ、もしくは半分ずつ購入で良いです。
まとめ:守りと攻めを適切に行えば資産形成の悩みはなくなる
- まず正しく資産を守ることで必要時以外の借金はなくなる
- 守りを徹底すればお金の悩みの多くは解消できる
- 攻めは投資初心者は、投資信託のインデックスファンドを積立で購入
- 国内か米国株式、もしくは両方を半分ずつに投資
- 手数料を一番気にする
これらを徹底することで、5年後、10年後には大きく資産が作れるようになります。
では最後までお読み頂きありがとうございました!
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