将来の資産形成の際に「投資」は必要だと聞いたことがある方もいるかと思います。
しかし、「投資」は大切ですが、「投機」は資産形成にはおすすめできません。
この記事では、
- 投機と投資の違いとは?
- 仮想通貨は投機?投資?
- 仮想通貨の正しい買い方とは?
など、資産形成をする上で「仮想通貨」「ビットコイン」を視野に入れている方に向けて、正しい運用方法をFPが徹底解説します!
目次
投資と投機の違いとは?
まずは投資と投機の違いを理解しておきましょう。
投資とは
そのため、将来性を感じて、投資をした先の経済規模が大きくなると判断して資金を投じることが「投資」と言えると考えています。
では投機とはどのようなことを指すのでしょうか。
投機とは
例えば、FXなどは投機だと考えています。(人によって考えは異なるかもしれませんが)
なぜなら、FXは為替であり、2つの通貨同士のレートの上下において、売買するものです。
つまり、あなたが仮に10万円儲けたら、世の中の誰かが10万円損をしており、これを【ゼロサムゲーム】と言われています。
ゼロサムゲーム=市場参加者の利益はプラマイ0ということです。
(厳密には証券会社の手数料がありますが、、)
投資と投機の違いは商品ではなく、考え方の違い
上記の投資と投機の違いを元に線引きすると、資金を投じる先によって投資と投機が分けられるわけではないということです。
そのため、株式投資でも投資方法によって、投資と投機で異なります。
投機が悪いというわけではない
さまざまな記事などで「投機=良くない」と読んだり、聞いたことがあるかもしれません。
しかし筆者は一概に「投機=悪」とは考えていません。
仮に余裕資金が100万円あるとします。
このお金は最悪失っても良いくらいの余裕資金だとします。
株式や投資信託の平均利回りは5%程度です。
到底目標額には到達できないため、この場合では投機をする必要があります。
そして、余裕資金の範囲であり、きちんと資金を確保した100万円であれば投機をすることは問題ありません。
これは人によって、50万円や10万円なら投機しても良いという方もいるかもしれません。
仮想通貨は投機?投資?
上記のことからも、筆者が伝えたいことがわかってきた方もいるかと思いますが、
仮想通貨に関しても、仮想通貨に対する考え方、投資方法などによって「投資」か「投機」か異なってきます。
その一方で、大きく利益を得たいから仮想通貨FXを始める、月利10%、20%の資産を増やす方法は【投機】です。
これらの違いを理解した上で、ご自身の求める利益額、リスク許容度、性格を考慮して購入方法を考えることが重要です。
仮想通貨の正しい買い方とは
仮想通貨を購入する場合は、まず「目標金額」を考えましょう。
もしも運用できる資金が100万円で数年以内に1000万円以上にしたい場合は投資ではなく、投機をする必要があります。
しかし、堅実に資産を増やしたいという場合は「投資」をするという選択肢になります。
では仮想通貨において投資と投機でどのような購入方法があるのでしょうか。
仮想通貨で投資をする場合
- 毎月、積立投資をする
- 仮想通貨の中でも将来性のある通貨を探し、長期目線で購入する
- 仮想通貨別で実需要が生まれるかを考えて購入し、価格が上がったら売却
このような購入スタイルをおすすめします。
仮想通貨で投機をする場合
- 仮想通貨FXを始める
- 仮想通貨のボラティリティ(価格変動)の大きな通貨を購入し、
値上がりしたらすぐに売却し、値下がりしたらすぐに買い戻すなど売買頻度を増やす
仮想通貨で投機をする場合は、非常にリスクが高いです。
大前提に、
- 運用資金の大半が最悪、なくなるくらいのリスクを考慮すること
- 事前に短期売買の運用方法について勉強すること
- 運任せにしないこと
- 他人の意見を鵜呑みにしないこと
これらは必ず念頭において運用するようにしましょう。
まとめ:仮想通貨は購入方法によって投資にも投機にもなる可能性がある
今回は「仮想通貨は投資?投機?」の疑問について解説しました。
目標金額によっては投資では不可能な可能性があります。
しかし、上述した通り、投機は非常にリスクが高いことを理解する必要があります。
なお、こちらでは仮想通貨のロードマップとして、投資スタイルによっておすすめの仮想通貨取引所も解説していますので、参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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