ビットコインなどの仮想通貨が盛り上がっており、気になっている方もいるかと思います。
しかし、
- 仮想通貨が何かわからない
- 仮想通貨にどのようなリスクがあるかわからない
- どこで買えば良いのかわからない
- 正しい投資方法を知りたい
- 仮想通貨で損をしたくない
など、最初はわからないことが多いかと思います。
仮想通貨の仕組みがわからないから、始めることができない方も多いです。

仮想通貨を購入してみたいけど、どうすれば良いかわからない。
手順書みたいに流れに沿った方法を知りたい。
筆者は2015年後半から仮想通貨市場に参入して、失敗と成功を繰り返し、2021年には資産を数十倍以上に増やすことができ、サイドFIREしました。
この記事では、初心者でも迷わずに仮想通貨投資を始めることができるように「仮想通貨の始め方ロードマップ」として、初心者卒業を目的として解説します!
なおこの記事は、仮想通貨に関して初心者卒業を目的としているため、内容が多いです。
そのため少しずつ読んだり、必要なヵ所へ目次から飛んでも構いません。
目次
ビットコインの始め方の手順とは
①:仮想通貨とは?仮想通貨について知る
②:仮想通貨のリスクを理解する
③:あなたの性格に合わせて、仮想通貨の投資スタイルを考える
④:投資スタイルに合った仮想通貨取引所の口座を開設する(おすすめ取引所も紹介)
⑤:仮想通貨を実際に購入する
これから仮想通貨を始めようと思っている方はこの流れで知識を入れていきましょう。
特に仮想通貨はリスクが大きい投資対象だからこそ、「リスクを知る」ことは非常に重要です。
もしも、仮想通貨における基礎知識はもう大丈夫という方は、③ないしは④までスクロールしても構いません。
手順①:仮想通貨とは?仮想通貨について知る
ここでは、仮想通貨とは何か、ざっくりでも構いませんので理解しましょう。
仮想通貨(暗号通貨)とは
つまりはデジタル上の貨幣です。
そして、正式名称は「暗号通貨」と呼ばれています。
ここでは、わかりやすく「仮想通貨」と表現しています。
2021年4月末時点で、仮想通貨の種類は6000種類以上あると言われていますが、主要な通貨はかなり限られています。
また、国内で購入できる仮想通貨は全部で21種類のみです。
(うち2種類は取引所独自の通貨であり、実質19種類)
仮想通貨を購入する場合は、仮想通貨交換所で購入する必要があるのですが、交換所は金融庁が監督庁であることから厳選された仮想通貨しか取り扱えないのです。
仮想通貨の仕組みとは
ここではメジャーであるビットコインとして説明します。
仮想通貨の始まりはビットコインの2009年から運用が始まっています。
このブロックチェーンを知ることが仮想通貨を知ることの始まりです。
詳しくはこちらの、
「ブロックチェーンとは?今さら聞けない基本的な仕組みを徹底解説」
で解説していますので、チェックしてみてください。
そして不正取引ができないように、ビットコイン等の仮想通貨を送受信する際には第三者のチェックを要する仕組みとしています。
第三者がこのビットコインの送信は問題ないと認めた取引に関して送信が行われます。
ただ、そのチェックをする人もボランティアではないため、チェックをしたお礼にビットコインが貰えます。
これがマイニングと言われて、このマイニングをビジネスとして行なっている企業も存在します。
また、ビットコインに関しては発行上限が2100万枚と決まっています。
そして一定時期が経過すると発行枚数を半減となる仕組みです。
理由は、上記のマイニングが行われるため上限と市場に回っているコインの減少を行わないとどんどん通貨が増えてしまいます。
需要が変わらずに供給が増えると、価格は減少してしまうために流通している枚数を強制的に減少して調整をしております。
仮想通貨の特徴とは
仮想通貨に関する主要な特徴を抑えておきましょう。
- デジタル通貨であり、形としては存在しない
- 仮想通貨は貨幣である
- 現状は投資対象という認識が強い
- 管理している団体等は存在しない(一部を除く)
デジタル通貨であり、形としては存在しない
仮想通貨とはデジタル通貨の一種であり、ネット上で売買するものです。
そのため、日本円や米ドルのように目に見える形あるものではありません。
全ての取引データが上述のブロックチェーン上で保管されています。
仮想通貨は貨幣である
資金決済法という法律でビットコインをはじめとする仮想通貨は「貨幣」として認められています。
そのためもしも仮想通貨を購入し、価格が上がって売却した時に発生する利益は差益として確定申告をしなければなりません。
これはFXと全く同じ考えであり、違う貨幣を交換した際の差額分は所得して判断されます。
なお、FXは分離課税、仮想通貨は総合課税と税金の種類は違います。
元々は国境関係なく自由に資金の決済をすることも目的として最初はビットコインが誕生しております。
現状は投資対象という認識が強い
現状では仮想通貨の値動きが激しいことから決済手段ではなく投資対象として売買されているケースが多いです。
ビットコインは新しいゴールドとしての捉え方が強く、保有資産のリスクヘッジのため、インフレ対策のためにビットコインを購入するケースが目立ちます。
管理している団体等は存在しない(一部を除く)
なお、リップルなど一部の仮想通貨は企業が開発して発行している仮想通貨も存在します。
管理者がいないからこそ、発行者の意向で価格の変動が起きるリスクがなく、国などでも介入できないからこそのメリットがあります。
また、仮想通貨に関するメリットとデメリットについては、上述した特徴を踏まえてこちらの、
「仮想通貨とは?仮想通貨を始める前に知っておくべきことを解説!」
で詳しく解説しているので、参考にしてください。
手順②:仮想通貨のリスクを理解する
リスクとは、価格変動の振れ幅のことを言いますが、
まずは【仮想通貨=リスクが高い】ということを念頭に知っておきましょう。
仮想通貨の価格変動とは
まずはこちらの主要な仮想通貨であるビットコインの当初からの価格変動をチェックしましょう。
かなり値動きが大きいことがわかります。
【ビットコインのチャート】
参照元:CoinMarketCap
このように大きな価格変動が起きていることが分かります。
だからこそリスクが非常に高いなりの、正しい投資方法を行わないと大きく損をしてしまう可能性があるため、闇雲に購入することはおすすめしません。
仮想通貨で損をしがちな人の特徴とは
仮想通貨で損をしがちな方の特徴を解説します。
これらに注意をして購入をすることで、リスク抑えた正しい投資ができるようになります。
- SNSなどで信用力のない人の意見のみを鵜呑みにして判断する人
- 同じ仮想通貨に一括投資する人
- マイナーなコインを購入
- 資産の多くの金額を仮想通貨に回す
- ハイリターンを望んでいる人
これらの特徴に当てはまる人は仮想通貨を購入する際に注意が必要です。
では詳しく解説していきます。
SNSなどで信用力のない人の意見のみを鵜呑みにして判断する人
仮想通貨に関しては詐欺が多いです。
特にポンジスキームといった、紹介すると紹介者がお金を貰えたりねずみ講のような組織図で利益が得られるといった投資は詐欺の可能性が非常に多いです。
「この仮想通貨はこれから上場するため、プレセール価格で購入できます。
上場したら数倍、数十倍になります」などの話も基本的に信用してはいけません。
友達などから紹介されたからといっても必ずその根拠を自分で調べるようにしましょう。
私は内容を知らずに全てを否定する訳ではありませんが、この手の話は聞かないようにしています。
同じ仮想通貨に一括投資する人
仮想通貨はかなりリスクが高いです。
だからこそ投資の基本である【リスク分散】が必須となってきます。
そのため、仮想通貨に関しても1つの通貨に1点集中するよりも分散することが大切です。
特に仮想通貨の種類によって目的が違います。
ビットコインの価格が上がったけど、他の通貨は下がることも十分にあり得ます。
その目的となる仕組みが社会実装されなければ、市場での価値が見出せずに需要が衰退し、価格が上がることは難しくなります。
もしも、まずは何かしらの仮想通貨を少額で始めようと思っている方は「ビットコイン」から始めることが良いかと思います。
マイナーなコインを購入
仮想通貨は数千種類以上にも及ぶ種類があります。
そのため、大半がマイナーな仮想通貨になってしまうのですが、マイナーな通貨で一発当てるという考えの方もいます。
これは仮想通貨の言葉で「草コイン」とも呼ばれています。
もちろん過去にはこれで数十倍に価格が上がったコインもありますが、これはただの投機やギャンブルに近い行為です。
価格が上がる根拠がないのに購入することは投資ではなく投機です。
現在では国内の取引所ではメジャーな通貨しか購入はできませんが、海外の取引所の口座開設をすることも可能です。
資産の多くの金額を仮想通貨に回す
仮想通貨は価格変動が大きいからこそ、購入した直後に暴落する可能が十分あり得ます。
だからこそ資産のうちの少額のみで購入することが重要です。
将来性や過去に仮想通貨で大儲けをした人がいるからと資産の大半を仮想通貨につぎ込んで、
相場が暴落をしてしまうと大切な資産を大幅に失ってしまうリスクがあります。
ご自身のポートフォリオに仮想通貨を組み入れるとしても10%程度までにするようにしましょう。
ハイリターンを望んでいる人
ハイリターンを好む傾向のある人はFXなども好きな傾向があります。
一気に稼いで、サラリーマンを辞めたいなんて思う方もいるかもしれませんが、もしも経済的自由を手に入れたい場合こそ、資産を守ることを学ぶ必要があります。
そして、経済的自由を手に入れる人こそ一気に稼ごうとせずに、収入よりも大幅に支出を抑えたりと、投資だけでは経済的自由を手に入れません。
違う観点からもコツコツと努力した結果であるため、仮想通貨だけで経済的自由を手に入れようとはしないようにして下さい。
手順③:あなたの性格に合わせて、仮想通貨の投資スタイルを考える
リスクが大きいことが理解できたら、ハイリスクを踏まえてご自身がどのような投資(購入)をしたいのか考えましょう。
購入スタイルとしては、
- 毎月積立投資をする
- タイミングを見て、好きな通貨を購入して長期投資をする
- 購入した直後に値上がりしたら、すぐに売却する短期トレード
- チャートを見ながらテクニカル分析をして売買する
- ハイリスクを望み、レバレッジ取引をする
これらの投資方法があります。
ご自身の性格などにもよるとため、どの投資方法が正解などはありません。
基本的には売買タイミングが短期になるほど(上記で下にいくほど)ハイリスクになることは理解しておきましょう。
投資スタイルが短期なほど投資金額は少なめに
リスクが高いということは、資金が大幅に減少する可能性があります。
上述で、最初仮想通貨を購入する際は資産の10%程度にしましょうとお伝えしました。
しかし、短期トレードやレバレッジ取引をする場合は、もっと少ない資金で、「最悪全額なくなっても良い」と思える金額で始めましょう。
手順④:投資スタイルに合った仮想通貨取引所の口座を開設する(おすすめ取引所も紹介)
ご自身の合ったスタイルの仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
大切なことは、取引所は1ヵ所ではなく、2ヵ所や3ヵ所の口座を開設して資金管理しましょう。

仮想通貨取引所とは
仮想通貨取引所とは、正確には「暗号資産交換業者」と呼ばれています。
イメージとしては、株式を購入するために、証券会社の口座を開設するのと同じです。
1つの仮想通貨に集中するのをおすすめしないのと同じで、取引所にも通貨を分散しておくことで不測の事態に備えることが可能です。
また、完璧な取引所は存在せず、全ての取引所にメリット、デメリットがあります。
トレードスタイルによってメリットの強い取引所を選定する
先ほど1〜5のトレードスタイルを開設しました。
ご自身が購入するスタイルと長所が合わさせる取引所を選びましょう。
国内で仮想通貨を購入できる交換所は27社(2021年4月末日時点)あります。
しかし、基本的にトータルでおすすめできる取引所は「6社」のみです。
- コインチェック
- ビットフライヤー
- DMM Bitcoin
- BITPOINT
- bitbank
- GMOコイン
この6社から検討することで十分です。
トレードスタイル別のおすすめ取引所とは
- 毎月積立投資をする
- タイミングを見て、好きな通貨を購入して長期投資をする
- 購入した直後に値上がりしたら、すぐに売却する短期トレード
- チャートを見ながらテクニカル分析をして売買する
- ハイリスクを望み、レバレッジ取引をする
先ほど、5つのトレードスタイルを解説しました。
ではそれぞれのスタイル別でおすすめする取引所を解説します。
毎月積立投資をする
タイミングを見て、好きな通貨を購入して長期投資をする
購入した直後に値上がりしたら、すぐに売却する短期トレード
チャートを見ながらテクニカル分析をして売買する
ハイリスクを望み、レバレッジ取引をする
このように、ご自身が取引しようとしているスタイルによって使い分けるようにしましょう。
それぞれの取引所の詳細に関しては、下記にリンクを貼っておきます。
また、どこにすれば良いか悩んだ場合は、こちらのおすすめ取引所の記事を読めば問題ありません。







取引所は複数開設する
なぜなら、それぞれの取引所でメリット、デメリットは違うこともありますし、セキュリティの面でも1ヵ所に資産を置いておくことは得策ではありません。
取引所はどこも取引をしない限り手数料はかからないため、いくつ開設しても問題ありません。
ただ、ご自身で管理できなくなっては本末転倒なため、2社か3社の取引所を上手に活用しましょう。
手順⑤:仮想通貨を実際に購入する
取引所の口座開設をしたら、あとは実際に購入するのみです。
株式や投資信託を購入したことがある方はイメージが湧きやすいかと思いますが、
- 取引所に日本円を入金
- 希望する仮想通貨を購入する
- 適宜送受信が可能
- 必要に応じて、売却して日本円を銀行口座に振り込むことも可能
流れとしてはシンプルであり、不明になりがちなポイントは取引所ごとの操作感のみです。
仮想通貨の買い方を全て画像付きでこちらの、
「ビットコインの購入方法を画像付きで説明/買い方注意点も解説」
で詳しく解説しています。
仮想通貨を購入する際には手数料の罠を知っておこう
仮想通貨を購入する際には、仮想通貨交換所の中でも、
- 取引所
- 販売所
この2種類があります。
取引所:市場参加者の売買したい人とマッチングをして売買する
販売所:交換所(コインチェックなど)と直接売買する
この違いがあります。
一般的に、取引所は市場参加者と売買するため、その瞬間の適正価格で売買できるますが、
販売所は、交換所が提示した価格で購入することになり、スプレッドと呼ばれる「買値」と「売値」が多少異なります。
そのため、販売所の方が割増し価格で購入してしまう可能性があります。
この他にも購入時に重要なポイントをこちらの、
「【仮想通貨】これを知らなきゃ大損!ビットコインの正しい5つ買い方を解説」
で解説しています。
購入する通貨はメジャーな通貨から購入しよう
国内だけでも購入できる仮想通貨は21種類+2種類(取引所独自の通貨)があります。
(2021年9月25日時点)
購入する通貨は21種類の中から選ぶことになりますが、最初はビットコインやイーサリアムなど主要な仮想通貨から購入してみましょう。
購入する方法や流れに慣れてきてから、他の仮想通貨について知ってから購入してみましょう。
なお、当サイトでは各仮想通貨ごとの特徴やメリット、デメリットについて詳細を書いた記事がそれぞれあります。
カテゴリーで「仮想通貨」>「仮想通貨の種類」で気になる仮想通貨を勉強してみてください。
また、仮想通貨別で購入できる取引所はこちらの、
「【仮想通貨別で逆引き】国内で取り扱う仮想通貨ごとで購入できる取引所一覧」
でまとめています。
番外:筆者が行っている投資方法とは
私は、仮想通貨に対してポジティブに捉えているため「長期投資」を心掛けています。
そのため、購入方法は「毎月の積立投資」をしています。
仮想通貨のような価格変動が大きい投資と「ドルコスト平均法」は非常に相性が良いです。
また、通常に積立をするだけでなく、積み立ている仮想通貨を貸し出すことで最大で年利5%を得ることが可能です。
積立投資+利回り5%の固定金利を得ることができるため、早い速度で資産形成できる可能性があります。
「【賢く資産運用】ビットコイン積立に利率5%を上乗せする方法を徹底解説!」
このロードマップを理解できたら既に仮想通貨初心者は卒業です!
ぜひ資産形成の強い武器としてください。
筆者が利用しているおすすめの取引所3社は下記で解説しています。

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