仮想通貨を購入する際に、スプレッドと呼ばれる「買値」と「売値」の差額が間接的な仮想通貨交換所の手数料です。
このスプレッド金額は取引所(交換所)ごとに独自に設定されています。
- 取引所ごとで取引所のスプレッドはいくら違うの?
- どこがお得なの?
- そもそもスプレッドって何?
など気になる疑問があるかと思います。
目次
スプレッドとは
買値と売値共に取引所が独自に設定しているため、この差額が広いほど間接的な手数料が高くなってしまいます。
【参考例】
引用元:コインチェック公式サイト
上記の画像のように、左列が買う時の価格、右列が売る時の価格設定となっており、この差額がスプレッドです。
スプレッドが適用されるのは「販売所」
このスプレッドが起きるのは「販売所」で仮想通貨を購入する場合です。
仮想通貨には、
- 販売所
- 取引所
この2種類での購入方法があります。
販売所:交換業者(コインチェックなど)と直接売買する
取引所:市場参加者の他者と、その仮想通貨の買いたい人、売りたい人をマッチングする買い方
この違いがあります。
つまりは、販売所の場合、交換所が独自に価格設定ができるが、
取引所は売買したい人同士のマッチングであるため、価格は市場が決めます。(いわゆる板取引)
【取引所画面】
引用元:コインチェック公式サイト
このように、取引所では、リアルタイムに市場参加者が、金額や数量を買いたい、売りたいと注文を出しており、マッチングしたら取引成立となります。
お得になる購入するなら取引所
上記のコインチェックの「販売所」「取引所」の二枚の画像の価格を改めてみてください。
上記の画像には約5分の時間差がありますが、1ビットコインを購入する場合、
販売所:1ビットコイン=204万3652円
取引所:1ビットコイン=概ね198万8000円前後
このように1ビットコインを購入するだけでも価格に差が出るため、なるべく「取引所」の方が安く購入できることがわかります。
しかし、取引所の場合、
- 売買のマッチングのため、すぐに取引が成立しない
- 初めて取引をする方には「板取引」の画面が見にくい
- 取引所で取り扱っていない可能性もある
(その場合は、販売所で購入するしかありません)
このデメリットを理解しておきましょう。
仮想通貨取引所ごとのスプレッドを比較しよう
では実際に主要な取引所での「販売所」のスプレッドを比較しました。
条件として、
・コインチェック、ビットフライヤー、ビットポイント、ビットバンク、DMM Bitcoin、GMOコインの6社を比較
・ビットコインを購入
・2020年12月14日11時31分時点で確認
・6社の交換所をすぐにチェックしているが、約20〜30秒くらいの誤差がある
上記を念頭にチェックしていきましょう。
コインチェックのスプレッド
ビットフライヤーのスプレッド
ビットポイントのスプレッド
ビットバンクのスプレッド
ビットバンクでの1ビットコイン=200万8643円
DMM Bitcoinのスプレッド
GMOコインのスプレッド
まとめ:交換所によってスプレッドは異なるが、なるべく「取引所」で購入
今回の調査の結果、スプレッドの安さ順だと、
- ビットフライヤー:199万1144円
- ビットポイント :199万3783円
- DMM Bitcoin:200万3940円
- ビットバンク:200万8643円
- GMOコイン:203万4174円
- コインチェック:204万3652円
このような結果でした。
ただし、注意点として、
・今回の調査はあくまでビットコインであって、他の通貨のスプレッド差は異なる
・都度スプレッド差は交換所独自に設定しているため、タイミングによっても異なる
・交換所選びの際は、価格だけではなく、セキュリティ面や他サービスも視野にいれる
これらのことも重要になってきます。
なお、総合的におすすめな取引所はこちらでランキング形式で解説していますので、参考にしてみて下さい。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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