仮想通貨は投資目的だけでなく、送金や決済することも可能です。
しかし、現実的には”投資目的”が強く、送金手段としての利用をしている方は少ないかと思います。

でも、自分の他の取引所に送金する時もなるべくお得に送金したいし、海外送金をする可能性もあるから知っておきたい。
この記事では、
- 仮想通貨で送金する際に手数料が安い仮想通貨とは
- 手数料が安い取引所は?
- 送金する際に注意することとは?
このような疑問がある方に向けて、「仮想通貨の送金」に関することを、仮想通貨歴5年以上の筆者が徹底解説します!
目次
ビットコインや仮想通貨の送金する仕組みとは
仮想通貨はP2Pネットワークという管理する団体などが存在せずに、利用者相互でチェックする仕組みで成り立っています。
だからこそ、「ユーザー同士で気軽に送金し合える」特徴があります。
ブロックチェーンの詳細については下記の、
「ブロックチェーンとは?今さら聞けない基本的な仕組みや特徴を解説」
で解説しています。
仮想通貨の送金は安全なの?
全てがネットワーク上に記録されているのは安全なのか気になりますよね。
上述したブロックチェーン技術は、1つのブロック(情報)が繋がって記録されて、保存されていきます。
そのため、偽造や改ざんされた場合、送金作業の前後の関係性が”間違った記録である”ということから承認されず、取引が成立しないのです。
仮想通貨で送金するメリットとは
仮想通貨で送金するメリットは大きく3点あります。
- 手数料が安い
- 送金速度が速い
- 国境が関係ない
送金メリットその1:手数料が安い
仮想通貨の送金の仕組みは上述した通り、管理している団体などが存在しないことから、誰にでも直接送金が可能です。
通常は銀行などで送金をします。
これは中央集権(管理している団体が存在している)であるため、銀行の手数料が存在します。
国内でも数百円の送金手数料がかかり、海外送金であれば、約2000円〜4000円程度かかります。
送金メリットその2:送金速度が速い
仮想通貨で送金する場合、「数秒から数十分程度」で送金をすることができます。
ビットコインは処理速度が遅いため、1時間程度かかりますが、送金向けの仮想通貨を利用することで即時送金が可能です。
銀行を利用して海外送金する場合は、一週間程度かかることからもかなりのメリットではないでしょうか。
送金メリットその3:国境が関係ない
仮想通貨は、「数円程度で、数秒で送金」できます。
これは国内だけでなく、海外に対しても同じです。
管理している団体が存在しない仕組みだからこそ、国境関係なく即時送金できることも大きなメリットです。
送金手数料の安い仮想通貨とは
では仮想通貨を送金する際に、どの仮想通貨で送金するのが安く送金できるのか比較してみましょう。
ここでは、国内で仮想通貨の取扱数が一番多い「コインチェック」で取り扱っている仮想通貨の送金手数料を比較しました。
※2021年4月11日:12時20分時点のレートで日本円換算
仮想通貨 | 送金手数料 | 日本円換算 |
BTC | 0.001 BTC | 約6614円 |
ETH | 0.01 ETH | 約2353円 |
ETC | 0.01 ETC | 約23円 |
LSK | 0.1 LSK | 約73円 |
FCT | 0.1 FCT | 約26円 |
XRP | 0.15 XRP | 約24円 |
XEM | 0.5 XEM | 約24円 |
LTC | 0.001 LTC | 約28円 |
BCH | 0.001 BCH | 約77円 |
MONA | 0.001 MONA | 約0.3円 |
XLM | 0.01 XLM | 約0.6円 |
QTUM | 0.01 QTUM | 約17円 |
BAT | 21.0 BAT | 約3339円 |
IOST | 1.0 IOST | 約6円 |
ENJ | 14.0 ENJ | 約4704円 |
OMG | 2.2 OMG | 約2371円 |
送金する際は、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)がお得なことがわかります。
仮想通貨の送金手数料が安い取引所は
まず、送金するのであれば、「モナコイン」「ステラルーメン」で送金がお得ですが、取扱いしていない取引所もあります。
そこで、ビットコインの送金手数料も含めて主要取引所での送金手数料を比較します。
※2021年4月11日:12時30分時点のレートで日本円換算
※上側が手数料、下側が日本円換算しています。
取引所 | ビットコイン | モナコイン | ステラルーメン |
コインチェック | 0.001 BTC 約6615円 | 0.001 MONA 約0.3円 | 0.01 XLM 約0.6円 |
ビットフライヤー | 0.0004 BTC 約2646円 | 無料 | 無料 |
ビットポイント | 無料 | 無料 | 無料 |
bitbank | 0.0006 BTC 約3969円 | 0.001 MONA 約0.3円 | 0.01 XLM 約0.6円 |
DMM Bitcoin | 0.0008BTC 約5292円 ※マイナー報酬として | 送金不可 | 取扱なし |
※DMM Bitcoinは直接的には「無料」ですが、マイナー報酬として「0.0008BTC」発生します。
ちなみに、ビットポイントは取り扱う仮想通貨全ての送金手数料が無料(ビットポイント負担)となっています。
仮想通貨を送金する方法とは
ここでは送金手数料が優秀なビットポイントの画面で送金方法を解説します。
画面はPC版ですが、スマホやアプリで送金する際も流れや画面は同じです。
また、他の取引所でも画面の違いはありますが、流れは同じです。
【送金の流れ】
- メニューから入出金をクリック
- 希望する仮想通貨の出金をクリック
※仮想通貨によってアドレスが異なります。 - 新規の場合は、追加で送金先を登録します。
- ラベル=任意の名前、アドレスを入力し、追加をクリック
- 初回は防犯のため、登録のスマホに認証番号が送られてくるため、入力し登録
- 送金数量を入力し、確認画面をクリック
- 取引所によって、送金時に二段階認証で確認して送金します。
仮想通貨を送金する際の注意点とは
仮想通貨を送金をするには必ず注意することがあります。
- 送金ミスに注意
- 送金が課税対象となる可能性もある
- 送金するために他の仮想通貨に交換しない
これらについて解説します。
注意点その1:送金ミスに注意
送金をする際には、送金先のアドレスが必要です。
そのため、コピーする際には注意し、相手から送られてくる場合は確認をしましょう。
また、自分の他の取引所に送金する場合は、なるべくQRコードを活用しましょう。
注意点その2:送金が課税対象となる可能性もある
仮に当初、1BTC=50万円のレートで1BTCを取得していたとします。
そして友人に100万円を送る必要がある際に、送金時点のレートが1BTC=100万円になっていたため、1BTCを送金したとします。
このケースでは、取得時点では50万円で1BTCを取得しています。
しかし、100万円を送るのに、同じ1BTCで済んだため、差額の50万円が利益となります。
※2021年4月時点の国税庁の見解
そのため、取得レートによっては送金が課税対象となる可能性があります。
またこれは”モノ”を購入する際にビットコインでモノを購入し決済した時も同様の考え方です。
なお、自分の他の取引所に同じ仮想通貨を送金しただけであれば課税対象にはなりません。
注意点その3:送金するために他の仮想通貨に交換しない
ビットコインを保有しており、モナコインやステラルーメンなどに交換して送金しようとすると、ビットコインを売却することになります。
仮想通貨は日本円だけでなく、他の仮想通貨に交換した場合も売却と判断されます。
そのため、送金する場合は、ビットポイントであればビットコインも無料なため、ビットコインで送金しましょう。
まとめ:仮想通貨で送金するメリットは大きいが注意点を理解しておこう
今回は仮想通貨で送金するメリットや注意点を含めて、送金する際のおすすめ仮想通貨、取引所を解説しました。
結論として、
ということです。
ただし、今回解説した3つの注意点、
- 送金ミスに注意
- 送金が課税対象となる可能性もある
- 送金するために他の仮想通貨に交換しない
これには必ず注意しましょう。
なお、送金がお得なビットポイントは筆者も利用しており、おすすめベスト3の取引所の1つです。
手数料がお得なだけでなく、
- 使い勝手が良い
- 貸仮想通貨で利息が貰える
- 国内唯一「トロン(TRX)」が買える
こちらの公式サイトから無料で10分程度あれば開設可能です。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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