仮想通貨を購入する際に、初めての方は何を買えば良いか迷いますよね。
特に仮想通貨全般が盛り上がっている中、銘柄によっては1、2ヶ月で数倍になったりとつい目移りするような上昇率です。

数ヶ月で3倍、4倍なんて上昇するならもっと早くから始めたかった。。
でも初めて仮想通貨買うのに勇気がいるなぁ。
この記事では、
- 仮想通貨を初めて購入する方
- 何を買えば良いかわからない
- なるべくは堅実に投資を始めたい
このような方に向けて、仮想通貨歴5年以上の筆者が仮想通貨初心者に向けて堅実な買い方を徹底解説します!
目次
初めての仮想通貨はこの2種類を検討しよう
初めて仮想通貨を購入する方は不安があるからこそ、「安全性」も大切です。
そこで初心者が購入するのにおすすめする仮想通貨はこの2種類です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
かなりの王道ですが、他の仮想通貨と比べたらリスク度合いが少なく初めての仮想通貨にはおすすめです。
この2種類から始まり、慣れてきたら他のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨のこと)を調べて購入してみましょう。
では、こちらの2種類をおすすめする明確な理由があるため解説していきます。
ビットコイン(BTC)がおすすめの理由とは
そのため、金の代替としてリスクヘッジも兼ねて投資をすることができます。
このビットコインがデジタルゴールドになってきた背景として、
・コロナの影響で各国が多くの紙幣を刷り、市場にマネーが供給された
・ビットコインは供給量が2100万枚と決まっている
・新興国を中心に景気の悪化により、自国通貨の価値が暴落
・ビットコインの非中央集権が注目を浴びている
・ブロックチェーン技術は改ざんできない強固なシステム
これらの理由からビットコインは世界的に信頼性が高まり、需要が増加しています。
コロナの影響で各国が多くの紙幣を刷り、市場にマネーが供給された
コロナの影響によりインフレの懸念が高まったため、現金以外の資産に逃避する流れができました。
各国で経済政策として多くの紙幣を刷るということはインフレになる可能性が高いです。
その結果、1円の価値、1ドルの価値は目減りしてしまうからこそ資産防衛のために、現金だけでなく他の資産に移す動きがあるのです。
実際に米国で市民に給付金が支給された時には、米ドルだけを保有していたら価値が目減りするからと、給付金をビットコインにする流れがありました。
ビットコインは供給量が2100万枚と決まっている
金も同じく供給量の上限が決まっており、「需要が増加する=価格の上昇に繋がる」ことになります。
ビットコインも既に上限の約90%が市場に出回っています。
しかも将来性を見込んで多くの人がビットコインを溜め込んでいるからこそ、供給に出回る量は多くはないのです。
また、2021年にはカナダでビットコインが含まれたETFが上場しました。
※ETFとは投資信託のように様々な投資先をパッケージ化した投資商品のこと
次はブラジルでも承認されたため、ETFとしてより多くの方の購入する機会が増加します。
新興国を中心に景気の悪化により、自国通貨の価値が暴落
自国通貨を保有するだけで価値が下落するため、ビットコインの需要が増加した背景があります。
日本では経済力があるものの、経済力の弱い新興国の場合、自国の通貨の価値が著しく減少する事態が起きました。
ビットコインの非中央集権が注目を浴びている
非中央集権(管理する団体がいない)ことにより、外部要因がない仕組みです。
上記の新興国の人でも、世界中の誰でも購入することが可能です。
ブロックチェーン技術は改ざんできない強固なシステム
ブロックチェーン技術は、過去一度も改ざんなどが起きておらず信頼性が高まっています。
悪意のあるユーザーが改ざんをしても、外部が不正を検知したら、その取引が承認できないように相互でチェックする仕組みになっています。
ビットコインのデメリットとは
上記はビットコインをおすすめする理由を解説しましたが、完璧な仮想通貨ではありません。
ビットコインのデメリットとして「実用性が薄いこと」です。
実用性が薄いのは、
- ビットコインの送金手数料が高騰している
- ビットコインの送金が遅い
ことが理由です。
Twitterでもビットコインの手数料や遅いなどの情報があります。
なぜなら送金手数料はビットコイン基準であり、コインチェックなら0.001BTC(1BTC=600万円の場合、6000円が手数料)です。
ビットコイン送金したの詰まっとるな
めっちゃ遅い— しゅうG (@umasikauma) February 23, 2021
ビットコインの送金手数料が高すぎる件。
これはきつくないか?
改善希望。
IOSTにコンバートする機能が欲しい。#クロスリンク#crosslink#IOST pic.twitter.com/yErv3JiBN3 pic.twitter.com/3BN1FSHL09— くちすべった~ (@tateno0yusya) March 20, 2021
ビットコインは10分に一度承認作業が起こるスピードであるため、即時送金して反映することが難しいのです。

イーサリアム(ETH)がおすすめの理由とは
イーサリアムはビットコインとは目的が全く異なり、プラットフォーム上でアプリケーションなどを開発することが可能です。
そのために利用する仮想通貨がイーサリアム(ETH)なのです。
イーサリアムを初心者におすすめする理由として、
・常に時価総額2位を位置付けている仮想通貨
・スマートコントラクト技術は社会を変革する可能性がある
・既に多くの分野で実用されている
・イーサリアムベースの通貨が多いからこそ需要性が高い
これらについて解説していきます。
常に時価総額2位を位置付けている仮想通貨
イーサリアムは2021年3月24日時点で、時価総額が20.9兆円あります。
それだけ市場規模の大きな仮想通貨です。
引用元:Coin Market Cap
スマートコントラクト技術は社会を変革する可能性がある
スマートコントラクトとは、自動的に契約事項などができる仕組みをブロックチェーン上で行う仕組みです。
例えば、
- 不動産などの書面での契約
- 契約した後に所有権を登記所で記録する
- 企業同士の契約の交付
- モノやサービスの所有権を証明する
など様々なところで活用できる見込みがあります。
そして、これらが今後社会実装されたら便利な社会になるからこそ、実用性に優れており、かつ将来性もあるのです。
既に多くの分野で実用されている
イーサリアムのプラットフォーム上では多くの仮想通貨が誕生しています。
話題になった「DeFi」や「NFT」もイーサリアムのスマートコントラクト技術が含まれています。
DeFiとは、分散型金融という意味であり、ブロックチェーンを活用して、銀行の役割を担う技術です。
必要な時に、世の中の誰かから資金調達をすることが可能であり、銀行に依存をしない仕組みです。
NFTとは、非代替性トークンという意味であり、様々なモノやサービス、ゲーム上の架空の”モノ”に対してもNFTと紐づけることにより価値を生み出すことができます。
イーサリアムベースの通貨が多いからこそ需要性が高い
プラットフォームを活用した仮想通貨の多くはイーサリアムの「スマートコントラクト」技術を用いて発行されています。
上述のNFTに関連する仮想通貨(エンジンコイン)などもイーサリアムベースです。
また、ICO(仮想通貨を開発する際の資金調達のこと)の基軸通貨はイーサリアムです。
このことからも既に需要が大きく発生しているのです。

初めての仮想通貨で守るべき7つのことを解説
仮想通貨はリスクが高いからこそ、仮想通貨初心者に必ず守って欲しいことがあります。
これから解説する7つのことを守ることで、初心者でも資産を守り、堅実な仮想通貨取引ができます。
①:国内取引所で購入し、ガチホする
②:購入する際は「取引所」(板取引で購入する)
③:ビットコインやイーサリアムで他の通貨を購入しない
④:取引所(交換所)の二段階認証を設定する
⑤:軍資金は余剰資金のみかつ、一括で購入しない
⑥:レバレッジ取引をしない
⑦:ネットやSNSの情報を鵜呑みにしてアルトコインを買わない
これらを守ることで大切な資産を守りつつ、リスクの高い仮想通貨とも堅実に取引することができます。
その1:国内取引所で購入し、ガチホする
国内取引所は金融庁に認可を受けている取引所です。
そのため、セキュリティ面や企業としての体制構築はしっかりしています。
また、初心者の場合は、「売り時」が難しいかと思います。
その2:購入する際は「取引所」(板取引で購入する)
仮想通貨を購入する時に交換所(コインチェックとか)では、
- 取引所
- 販売所
この2種類があります。
取引所:市場参加者と直接売買する(板取引ともいう)
販売所:コインチェックなどの交換業者と直接売買する
この違いがあります。
販売所の場合、各交換業者が独自にレートを決めるため、買う時の値段と売る時の値段に差をつけているため、間接的な大きな手数料となります。
そのため、取引所を使って市場参加者と直接売買するようにしましょう。
その3:ビットコインやイーサリアムで他の通貨を購入しない
購入する流れは、
- 交換所の口座開設
- 日本円を入金
- 円で仮想通貨を購入(交換する)
です。
この購入したビットコインで他の仮想通貨を購入してしまうと、レートが非常に悪くなるため辞めましょう。
追加で他の仮想通貨を買いたい場合は日本円で購入することで高い手数料を回避することができます。
仮想通貨の手数料ってほんとえげつないな。
保有してるビットコの一部を利確して、トロンを購入したらビットコインの評価額から10.9%相当の手数料がかかった。手数料は
ビットコ送金時
ビットコ→日本円
日本円→トロン購入時
税金考慮しビットコイン売却したけど
仮想通貨は円で直接買いましょう。— 金塊王子@売上2倍にするサイト解析 (@kinkaioji) March 17, 2021
その4:取引所(交換所)の二段階認証を設定する
各取引所(交換業者)で口座を開設したら、必ず二段階認証を設定しましょう。
これは自分の大切な資産を守るためです。
自己責任であることを忘れないようにしましょう。
その5:軍資金は余剰資金のみかつ、一括で購入しない
仮想通貨の値動きは大きいです。
1日で平均で4.5%程度も動くため、購入した数日後には10%程度も価格が減少するなんてことも十分あり得ます。
だからこそ余剰資金でのみ投資をしましょう。
そして軍資金が仮に100万円あったとしても、一括で購入せずに、
- 30万円
- 30万円
- 40万円
など分割して数回に分けて購入することで、購入タイミングを分散させましょう。
その6:レバレッジ取引をしない
レバレッジ取引とは、口座に入金してある資金の2倍〜4倍の資金量として運用ができる仕組みです。
FXをやったことがある方は馴染みがありますが、価格変動が大きい仮想通貨にレバレッジをかけたら非常に危険な資金変動になります。
その7:ネットやSNSの情報を鵜呑みにしてアルトコインを買わない
ネット上やSNSでは「〇〇の仮想通貨が上がる」なんて情報も飛び交っています。
これらは鵜呑みにしないようにしましょう。
筆者もそれで購入してすぐに暴落した経験があります。
これからの仮想通貨は「将来性があり、社会的に必要とされる仮想通貨」のみが生き残ります。
だからこそ、根拠もないのに鵜呑みにして投資をすることは危険です。
まとめ:仮想通貨初心者は王道かつ、7つのことを守ることでリスクを減少させることが可能
今回の要点としては、
①:初心者は王道のビットコインとイーサリアムがおすすめ
②:国内取引所で購入し、ガチホする
③:購入する際は「取引所」(板取引で購入する)
④:ビットコインやイーサリアムで他の通貨を購入しない
⑤:取引所(交換所)の二段階認証を設定する
⑥:軍資金は余剰資金のみかつ、一括で購入しない
⑦:レバレッジ取引をしない
⑧:ネットやSNSの情報を鵜呑みにしてアルトコインを買わない
これらを守ることで、リスクを軽減させた取引を始めることができます。
慣れてきてから他のアルトコインを調べたりしてみましょう。
これらから選ぶことで間違いはありません。
無料で10分程度あれば手続きできるので参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました。
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