仮想通貨を購入したいけど、過去にハッキングされて盗まれた過去があるから怖い、、と思っている方も多いかと思います。
しかし、国内の取引所のセキュリティレベルはこの数年で飛躍的に高くなりました。
この記事では、
- 仮想通貨を買いたいけど、セキュリティ面が不安
- 仮想通貨は持ってて大丈夫なの?
- どこの取引所がセキュリティ強いの?
- どうすることが一番安全に保有できるの?
このような不安や悩みを持っている方に向けて、仮想通貨歴5年以上の筆者がセキュリティに関して徹底解説していきます!
目次
仮想通貨はなぜハッキングされるの?
仮想通貨のハッキングは大きく2種類あります。
- 取引所にある仮想通貨をハッキングして海外の口座に送金する
- 個人のIDとパスワードを不正入手し、ログインして海外口座へ送金する
海外へ送金するのは、金融庁の管轄外なため追っていくことが難しいという理由もあります。
1、取引所にある仮想通貨をハッキングして海外の口座に送金する
記憶に強いのが2018年コインチェックのネムが流出した事件です。
これは、当時は顧客から預かっていた「ネム」という仮想通貨を取引所が保管していましたが、
「ホットウォレット」と呼ばれるネットに常に繋がれているところにまとめて置いていました。
そして、ネットに繋がっているからこそ、すぐにハッカーに侵入されて海外へ送金されてしまったのです。
つまりは管理が雑だったの一言です。
顧客の仮想通貨を金庫に入れずに、窓口に置きっぱなしだったので盗まれて当然ですよね。
2、個人のIDとパスワードを不正入手し、ログインして海外口座へ送金する
これはフィッシング詐欺とも言って、証券会社などでも起こる事件です。
公式サイトに非常によく似たサイトを作り、多数の人にメールを送りそのメールから偽サイトへ誘導します。
そこでIDとパスワードを入力すると、バレてしまうという手口です。
この対策に関しては、個人が徹底するしか基本的にありません。
- パスワードを12桁以上、大英、小英、数字、記号をランダムで混ぜる
- 二段階認証を必ず行う
- 生体認証(指紋や顔)登録をする
- 怪しいメールは開かない
- ログインするときはブックマークした公式サイトからのみ
これらは必須です。
取引所で仮想通貨を保有するには2種類のウォレットがある
取引所では2種類の場所で仮想通貨を保管しています。
- ホットウォレット
- コールドウォレット
保管場所には2種類ある | ||
種類 | ホット ウォレット | コールド ウォレット |
保管場所 | 常にネットに 繋がっている保管場所 | ネットから 遮断した保管場所 |
イメージ | 銀行の窓口 | 金庫の中 |
用途 | 顧客が売買したい時に すぐに対応できるように いくらかはここに、 保管しておく必要がある | 金庫の中に閉まっており、 大半の仮想通貨や顧客の 通貨はこの中で保管している |
このように2種類あり、セキュリティ上は全てコールドウォレットに閉まっておくことが安全ですが、顧客がいつでも売買するためにはホットウォレットにも置いておく必要があります。
そして、顧客から預かっている仮想通貨は全てコールドウォレットに保管されており、
取引所が保有している分と顧客が保有している分は完全に分離しています。
取引所が問題であり仮想通貨の仕組み上、不正はできない
上記のことからもハッキングされることは、仮想通貨の仕組みには問題がなく、取引所などの管理の問題なのです。
特に仮想通貨に関する法律も甘かったり、ハッキング事件が横行していた時は誰でも取引所を構えることができたからこそ、管理レベルが低かったのです。
そしてブロックチェーン技術は、
- データが全て暗号化されている
- 過去の取引履歴が全て一連のように連なっている
- システムダウンなどが起こりにくい
などの理由から、2021年3月時点まで一度もブロックチェーンに関して改ざんされた事件はありません。
2018年のハッキング事件から金融庁が管轄するようになった
これらの事件が横行したため、仮想通貨は金融庁が完全に管轄をするようになりました。
このことをきっかけに、
- 仮想通貨取引所の運営を行うには金融庁の審査が必要
- 国内で取り扱う仮想通貨は金融庁の検査が必要
となりました。
もちろん、安全性がある=価格が上昇するわけではありませんが。
そのため、過去にコインチェックで取り扱っていた「匿名性に優れたモネロ」という仮想通貨などは取扱い禁止になりました。
一番安全は保管場所は国内取引所に保管すること
過去にハッキング事件があってから、取引所=怖いというイメージは常に残っています。
そして、そのきっかけからハードウォレットに入れておこうという話が多く出回りました。
ハードウォレットとは、下記のようなイメージでUSBのような外部にデータを移しておくことです。
しかし、ハードウォレットに入れるには、「秘密鍵」と言われる暗証番号が必要であり、
この秘密鍵を万が一忘れてしまったら「一生引き出すことができない」のです。
そのため、今は国内の取引所であれば、安全性も高いこと、そして万が一取引所が破綻したとしても「顧客の仮想通貨は保全されている」います。
※保証ではなく保全であることに注意。
セキュリティでの仮想通貨取引所ランキング
では、セキュリティを重視した国内取引所のおすすめランキングベスト3を解説していきます。
まとめ:セキュリティに不安がある方も法整備されており、安心して取引可能
今回は、「仮想通貨のセキュリティ」に関して解説しました。
あとは、ご自身のログインに関するIDとパスワードの管理は徹底するようにしてください。
必ず、
- パスワードを12桁以上、大英、小英、数字、記号をランダムで混ぜる
- 二段階認証を必ず行う
- 生体認証(指紋や顔)登録をする
- 怪しいメールは開かない
- ログインするときはブックマークした公式サイトからのみ
これらは守るようにしてください。
なお仮想通貨に関する基本を最初から学びたい方はこちらでロードマップとして1から解説しているため参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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