仮想通貨市場が盛り上がっているからこそ、必ず起きることが「詐欺事件」です。
仮想通貨に関する詐欺被害は増える一方であり、金融庁や消費者庁も警笛を鳴らしています。
この記事では、
- これから仮想通貨を始める方
- 仮想通貨に関する怪しい話を持ちかけられた
- 仮想通貨を購入する前に事前に知っておくべきこと
など、実際の事例を踏まえて、仮想通貨の詐欺対策に関して解説していきます。
特に仮想通貨に関する詐欺は引っ掛かると泣き寝入りするケースが多いからこそ対策や事前知識が必要です。
目次
仮想通貨に関する詐欺とは
実際にある仮想通貨に関する詐欺を紹介します。
- ポンジスキームを使った投資詐欺
- フィッシング詐欺
- 偽アプリをダウンロード
- 詐欺コインが存在する
- ネット上で特定通貨の価格を上げるための煽り
これら5つの詐欺について解説していきます。
ポンジスキームを使った投資詐欺
実際には運用を行わず、後から参加する出資者から集めたお金を、以前からの出資者に「配当金」と偽って渡し、あたかも運用利益が出たと装っています。
そもそも、仮想通貨は他人に預けなくても、自分で取引所の口座を開設して購入することができます。
- 月利10%とかおかしい利率
- 紹介したら紹介料が入る
- 最低○○BTC以上など最低条件がある
などと明らかにおかしい条件の場合は、「99%詐欺」だと思いましょう。
フィッシング詐欺
これは仮想通貨だけでなく、証券会社も含めて常になくなることがない詐欺です。
そしてサイトの作りなどは非常に似ているため、ぱっと見では区別がつかないレベルです。
対策として、
- メールが送られてきたURLから安易にクリックしない
- 電話番号宛に直接SMSで送られてきた内容は基本的に信じない
- サイトのURLを確認する(同じドメインは存在しません)
※URLは必ずhttps://~から始まります。 - 公式サイトをブックマークしておき、ブックマークからしかサイトへ入らない
- 二段階認証は必ず設定しておく
これらは必ずチェックしておくようにしましょう。
偽アプリをダウンロード
上記のフィッシングサイト同様に、公式と非常に似たアプリも存在します。
この偽アプリからログインしようとするとIDとパスワードがバレてしまいます。
特に偽アプリで怖いことが、アプリストアでも上位表示がされてしまうことです。
広告を支払って上位に表示させるケースもあります。
これらの対策として、
- アプリのダウンロードは必ず公式サイトからダウンロードする
- 二段階認証を必ず設定する
これらの対応しかないのが現状です。
アプリに関してはウェブサイトよりも巧妙であるため、要注意しましょう。
詐欺コインが存在する
2021年では少なくなってきましたが、新しい仮想通貨を開発するために出資してほしい、取引所に上場したら価格が跳ね上がるという話もあります。
また、既に海外取引所で購入できる仮想通貨でも実態がなく、目的のない仮想通貨も存在します。
対策としては、
国内取引所で購入できる仮想通貨は「金融庁の承認」を得ているため、詐欺ではありません。
厳しい審査を通った仮想通貨しか取扱いしていないため、国内取引所から購入する仮想通貨を選びましょう。
ネット上で特定通貨の価格を上げるための煽り
SNSなどでこの仮想通貨は上がるなどと確信めいた発言もあります。
もちろんそれを見て購入者が増えれば価格は上がります。
しかし、根拠のない仮想通貨はすぐに暴落して、再度価格が上がることはありません。
いわゆる「草コイン」と言われており、目的や将来性がない仮想通貨もたくさんあります。
仮想通貨の詐欺に遭わないために
これらの仮想通貨詐欺に遭わないためにも、事前に理解しておくべきことを解説します。
①:ネット情報のみを鵜呑みにしない
②:購入する仮想通貨がどのような目的かなど自分でも調べる
③:国内取引所で購入できる仮想通貨しか買わない
④:上述したそれぞれの詐欺に対する対策を忘れない
⑤:セキュリティ対策を徹底する
・二段階認証は必ず設定する
・パスワードは最低12桁以上、大英、小英、記号、数字を混ぜる
これらは必ず守ることで、ご自身の大切な資産を守ることに繋がります。
まとめ:仮想通貨が盛り上がるからこそ詐欺は増える!自己責任で対策を徹底しよう
今回は仮想通貨詐欺が横行するからこそ、注意喚起として詐欺事例を踏まえて解説しました。
上述した対策内容を理解してから、仮想通貨取引を行うようにしましょう。
こちらで仮想通貨初心者に向けたロードマップを徹底解説しているので参考にしてみてください。

では最後までお読み頂きありがとうございます!
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