仮想通貨市場は非常に価格変動が大きく、仮想通貨=ギャンブルと思う方もいるのではないでしょうか。
仮想通貨がギャンブルか投資かは「考え方」や「買い方」で変わってきます。
この記事では、
- 仮想通貨はギャンブル?投資?
- 仮想通貨の正しい考え方とは?
- 正しい方法で仮想通貨を資産形成の手段に変える方法
これらについて、仮想通貨の正しい考え方について、トレーダーの筆者が解説します!
目次
仮想通貨はギャンブル?投資?
仮想通貨=ギャンブルなのでは?と聞いたことがあるかもしれません。
値動きが激しく直近の価格が読みにくいことからもギャンブル性があると判断するのも納得いきます。
結論からお伝えすると、
ではトレーダーの筆者が思うギャンブルとはなんでしょうか。
ギャンブルとは何?
ギャンブルは、「根拠なしに資産を賭けること」だと考えています。
つまりギャンブル=投機と同じ意味と捉えています。
根拠がないというのは、
- 結構価格が下がったから買おうかなと自分の感覚で購入する
- SNSなど周りがおすすめしてるから買おう
- ネットで話題になってるから買おう
など、投資する根拠のない、トレードは投機=ギャンブルだと思います。
投資とは買いと売りの根拠があること
では、逆に投資は「根拠を持って資産を投じること」です。
根拠があるということは、
- テクニカル分析で〇〇の移動平均線のところまで下落して反発したから買う
- 〇〇の仮想通貨は××という目的を持っていて将来社会に必要になると考える
など、投資する判断材料があります。
この投資の判断材料は人によって、「テクニカル分析」なのか「ファンダメンタル分析」なのかは異なります。
なお、
- テクニカル分析:チャートを見て投資判断をする
- ファンダメンタル分析:市場の情報などを元に投資判断をする
このように、自分の根拠を持って投資(購入)するかの判断をします。
また、投資の場合は売るときの判断もあります。
この判断基準も人によって異なりますが、
- 〇〇の移動平均線を下回ったから売っておこう
- 購入して評価額が20%になったら売ると自分ルールを作っている
など売るときの想定(出口戦略)も想定して購入しています。
なお長期投資で数年単位で保有すると決めている場合は、そのままガチホの場合もあります。
筆者は保有している仮想通貨の約9割が長期で保有しています。
なぜ仮想通貨=ギャンブル(投機)と言われているの?
ではなぜ仮想通貨=ギャンブルと言われることがあるのでしょうか。
いくつかの理由を挙げていきます。
- 国の法定通貨ではないこと
- 現物がなく全てネット上のため
- 過去に詐欺が横行したため
- 基本的に管理している団体がないため
- 新しい仕組みなため一時、買えば儲かる状態だった
その①:国の法定通貨ではないこと
法定通貨とは中央銀行が発行している貨幣であり、日本円、米ドルなどのことです。
仮想通貨やビットコインは、支払いなどで一部利用できますが国が認めた法定通貨ではありません。
ただし、日本の資金決済法で「仮想通貨=貨幣」であることは認められています。
その②:現物がなく全てネット上のため
日本円のように”目に見える硬貨”などは存在せず、ネット上にある完全に暗号化された数列のみです。
そのため、資産を保有している感覚は非常に薄いです。
電子マネーが広まっていますが、”現金派”の方には馴染みがないです。
その③:過去に詐欺が横行したため
2017年ごろに仮想通貨を使った詐欺が横行しました。
「この通貨に投資をして上場したら数十倍は見込める」など断言までして詐欺が行われていました。
一部の仮想通貨は本当に数十倍、数百倍になりましたが大半は詐欺でした。
なお、現在では「金融商品取引法」により、価格が上がると断言することも法律で禁止されています。
その④:基本的に管理している団体がないため
一部の仮想通貨を除いて、ビットコインなどは管理している団体などが存在しない「非中央集権」と呼ばれる仕組みです。
この仕組みが画期的ですが、管理している団体が存在しないのになぜ機能しているのか?疑問があるかと思います。
仮想通貨を理解する上では、団体者なしで稼働することを可能とする「ブロックチェーン」の仕組みを理解する必要があります。
なお、ブロックチェーンに関する詳細は下記の、
「ブロックチェーンとは?今さら聞けない基本的な仕組みや特徴を解説」
で解説しています。
その⑤:新しい仕組みなため一時、買えば儲かる状態だった
仮想通貨は誕生して10年以上経ちますが、名前が知れ始めたのは2016年ごろのためまだ5年程度の仕組みです。
そして、2017年には仮想通貨業界に参入する、企業、投資家が急増したため、どの仮想通貨を購入しても儲かる状態でした。
そして2018年に入った瞬間に、ハッキングなどの事件も重なりバブル崩壊かのように価格が暴落しました。
仮想通貨に対する正しい考え方とは
仮想通貨に対する正しい考え方は「将来、社会を変革する可能性がある」と考えることです。
下記の、
「【個人見解】ブロックチェーン技術がSDGsを救う?その根拠とは」
で詳しく解説していますが、仮想通貨の一部は将来の世の中を変革する技術を開発している仮想通貨も存在します。
もちろん必ず社会のためになるかはわかりません。
しかし、その可能性がとてもあると筆者は感じているからこそ、最低でも5年程度は長期保有しようと考えて保有をし続けています。
仮想通貨を資産形成の手段にするべき正しい方法とは
仮想通貨をギャンブルではなく、投資として資産形成の一部にするためには、
- 将来性がある仮想通貨か
- リスクを理解してリスク分散を徹底する
- 長期投資をメインと考える
これらの考え方は必須です。
仮想通貨はまだ開発段階の仮想通貨も多いですし、都度アップデートも行われています。
そもそもまだ社会実装されておらず、真に世の中のためになってはいません。
本当に社会的に需要が生まれたときこそ、価格は上昇するものであり、そのころに購入しても手遅れです。
が大切です。
仮想通貨で正しく投資をしたい方は下記の、
「仮想通貨と長期投資は相性が良い。長期投資向けの仮想通貨は何がある?」
で解説していますので参考にしてみてください。
まとめ:仮想通貨がギャンブルとなるか投資となるかはあなたの買い方次第
今回は仮想通貨=ギャンブルと考える方に向けて、トレーダーが解説しました。
大切なことは投資する基準を自分の中で決めることであり、「テクニカル」でも「ファンダメンタル」でも正解も間違いもありません。
仮想通貨は100円から購入できます。
少額でも買ってみようかなと考えている方は、筆者が分散して利用している取引所を参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございます!
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