ビットコインを始めたいけどリスクが高くて購入するか検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- ビットコインに投資をするリスクは何があるの?
- ビットコイン投資のデメリットとは?
- ハッキングされることはあるの?
- リスクがあっても購入する理由ってあるの?
- 正しく投資をするための基本が知りたい
このような疑問がある方に向けて、なるべく初心者向けにトレーダー兼FPの私が徹底解説していきます!
目次
ビットコインのリスクとは
ビットコインを購入するか悩んでいる方は、そもそもどのくらいリスクがあるか不安ですよね。
仮想通貨はリスクが高いと言われていますが、リスクが高いのは事実です。
では、実際にどのくらいリスクがあるのでしょうか。
Buy Bitcoin Worldwideによると、ビットコインの2020年12月25日時点での直近30日での1日あたりのボラティリティ(価格変動)は、
- ビットコイン:3.95%
- イーサリアム:5.26%
- 金(ゴールド):1.2%
- 為替(主要通貨):0.5%〜1.0%
このように1日の価格変動は、金や為替市場よりも、3倍以上の価格変動があります。
リスクとは価格の振れ幅のことであり、為替や金よりも3倍のリスクがあるということです。
ビットコイン投資のデメリットとは
では、仮想通貨にリスクがあることを理解した上でどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 仮想通貨を購入するまでのコストが高い
- 慣れない単語が多い
- 情報が人によって違い、正しい情報を取得しにくい
- 証券会社よりも補償制度が少ない(ハッキングリスクは少ない)
- 短期的には大きな評価損となる可能性もある
これらのデメリットがあります。
仮想通貨を購入するまでのコストが高い
仮想通貨は証券会社と同じで、交換所と言われる仮想通貨を売買する所で口座開設を行い、この口座へ日本円を入金してビットコインを購入します。
この仮想通貨交換所によっては、
- 日本円の入金時
- 仮想通貨の購入時
- 仮想通貨の売却時
- 日本円を銀行口座へ出金する時
これらのタイミングで手数料が発生する交換所もあります。
そのため、ビットコインを購入する際のコストは高く、少額利益を得たらすぐに売却を繰り返すような投資手法はおすすめしません。
交換所によって手数料は異なりますが、ビットコインの購入時手数料は、他の投資である株式よりも高い傾向にあります。
詳しい手数料に関しては、このブログ内の交換所の詳細ページでも紹介しています。
慣れない単語が多い
仮想通貨関係には慣れない単語が多くあります。
一番最初は、
- ビットコインは仮想通貨交換所で購入する
- 購入時には「販売所」「取引所」の2種類あり、取引所(板取引)の方が安く購入できる
- アルトコイン=ビットコイン以外の仮想通貨
- 仮想通貨は国内で17種類の取扱いがあるが最初はビットコインをチェックでOK
- 仮想通貨の種類(アルトコイン)によって目的が異なる
最初はこのあたりさえ、頭に入れておけば問題ありません。
情報が人によって違い、正しい情報を取得しにくい
人によっておすすめする仮想通貨や交換所は異なります。
投資するスタイルによってもおすすめは異なるため仕方がありませんが、仮想通貨を初めて購入する方にとって何を信じたら良いか迷うかと思います。
そのため、ある程度ご自身でも仮想通貨に対する理解を深める必要があります。
特にビットコインや仮想通貨だけでなく「ブロックチェーン技術」は今後重要なキーワードになってくるため、知っておくべきです。
なお、ブロックチェーンに関してはこちらで解説しています。

証券会社よりも補償制度が少ない(ハッキングリスクは少ない)
もしも不正で交換所から仮想通貨が盗まれた際の補償制度は株式の証券会社よりも補償が少なかったり、補償がない交換所もあります。
しかし、ハッキングに関してはリスクは非常に少ないと考えています。なぜなら、
現在は、金融庁の命令により、仮想通貨交換所が保有している仮想通貨と顧客の仮想通貨は完全分離しています。
そして、顧客の仮想通貨はコールドウォレットと呼ばれるネットから遮断された環境に保管されているため、ハッキングリスクが非常に少ないです。
もしも、交換所の仮想通貨がハッキングされたとしても、あなたの仮想通貨はハッキングされません。
ただし、不正ログインされて出金されるというリスクはあるため(これは証券会社も同じ)、
パスワードは必ず12桁以上、大英、小英、数字の3種類を混ぜるようにしましょう。
短期的には大きな評価損となる可能性もある
先ほど、ビットコインのリスクで1日あたりのボラティリティが平均で3.95%と説明しました。
そのため、1日で約4%値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。
だからこそ、短期的なトレードの場合はかなりの評価損となる可能性があります。
このリスクを理解できる方がビットコインを購入するべきです。
ビットコイン投資にリスクがあっても購入するべき5つの理由とは
- ビットコインはリスクヘッジとして認知されてきている
- ブロックチェーン技術は今後社会浸透する
- 非中央集権としての価値がある
- 発行上限(供給量)が決まっている
- 世界的大手企業もビットコインを購入している
これらについて解説していきます。
ビットコインはリスクヘッジとして認知されてきている
ビットコインは誕生してから10年以上経ちました。
今までは投機目的として、購入されてはすぐに売られてを繰り返されてきましたが、2020年に入ってから、ビットコインのベースとなっている「ブロックチェーン技術」の凄さが認められてきており、非常に優秀な技術だと認知されてきました。
その結果、世界の大手企業も資産のリスクヘッジとしてビットコインが数十億円単位で購入されています。
その理由として、
- ビットコインはインフレ対策となる
- コロナなどの世界的不況が起きて国の信用が落ちてもビットコインの信用は落ちない
- 非中央集権(後述します)だからこそ、国の信用が落ちた時こそ買われる
- 上記の国の信用が落ちて法定通貨の価値が下がった時こそ、仮想通貨が注目を浴びる
など、コロナだけでなく今後、何かしらの不況などが起きた際の資産のリスクヘッジの1つとしてビットコインはデジタルゴールドとして、価値が認められ、購入されています。
ブロックチェーン技術は今後社会浸透する
ブロックチェーンの詳細はこの記事では割愛しますが、今後ブロックチェーンを活用して、
- 金融
- 医療
- インフラ
- 流通
など様々な分野で活躍します。
実際に内閣府でも「ソサエティ5.0」としてIoTとして、人とモノが繋がる社会の実現を目指しています。
国が目指しているからこそ、必ず必要とする時代がやってきます。
そして、ビットコインはデジタルゴールドとして「価値を保存する」ことに価値を認められていますが、
他の仮想通貨では「IoTを目的」とした通貨や「送金、決済を目的」とした仮想通貨など、仮想通貨によって目的が異なります。
これらの仮想通貨が社会実装されて、初めて正しい適正価格へとなるものと考えています。
非中央集権としての価値がある
非中央集権とは管理する団体などが存在しないことです。
日本円であれば、日本銀行(中央銀行)が管理しています。
ビットコインは管理する団体がいないからこそ、とある団体や企業の意見や財政によって左右されることはありません。
この価値がよく理解できているのが、ベネズエラを筆頭とする新興国です。
新興国は国の財政によって、貨幣の価値が急激に下落し、今まで1000円相当のお金を持っていても、明日には10円の価値がしかないなどということが起きています。
発行上限(供給量)が決まっている
ビットコインの発行上限は2100万枚と決まっています。
今までの解説で、ビットコインの需要は今後も増えると考えています。
しかし、供給は2100万枚と決まっていることから必然的に価格は上昇する可能性が高いと考えています。
世界的大手企業もビットコインを購入している
これは上述しましたが、2020年に既に価値が認めれており、大手企業がビットコインを購入しています。
代表的な例だと、
- 米国のマイクロストラテジ社:複数回に分けてトータル8億7500万円(日本円で約905億円)
- 米大手生命保険MassMutual社:1億ドル(日本円で約103億円)
- 米金融大手のFidelity社:仮想通貨を担保としたローンの提供を開始
- スクエア社(Twitterの関連会社):5000万ドル(日本円で約51.7億円)
他にもイギリスの企業など、多くの大手企業が参入しています。
大手企業が購入するということはリスクを理解した上で資産のリスクヘッジのために購入しています。
今後もこの流れは続く予想です。
まとめ:ビットコインはリスクを理解しつつも、今のうちに購入しておくべき
今回はビットコインに興味があるけど、リスクが高くで購入するか悩んでいる方に向けて、リスクやデメリットを解説しつつ、それでも購入するべき理由を解説しました。
リスクが高いからこそ、ご自身で許容できる範囲の少額から購入してみることが大切です。


では最後までお読みいただきありがとうございました!
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