仮想通貨のコスモス(ATOM)は2021年7月に日本で初めてGMOコインで取扱い開始をして、知ったという方もいるのではないでしょうか。

コスモス(ATOM)はどういう仮想通貨なの?
将来性はある?
この記事では、
- 仮想通貨のコスモス(ATOM)とは?
- コスモスはどういう目的なの?
- 将来性はある?買うべき?
など、仮想通貨のコスモスについてや買うべきかについて仮想通貨トレーダーが解説します。
目次
仮想通貨のコスモス(ATOM)とは
まず概要を知っておきましょう。
単位 | ATOM |
発行上限 | 上限なし |
開発者 | Jae Kwon氏 |
取引開始 | 2019年4月 |
時価総額 | 約3499億円 (2021年7月24日時点) |
時価総額 ランキング | 37位 (2021年7月24日時点) |
主な目的 | ブロックチェーン同士を繋ぐ |
アルゴリズム | Delegated Proof of Stake (DPoS) |
コスモス(ATOM)の目的とは
コスモスは「Internet of Blockchains」=ブロックチェーンを身近な存在にすることを目的としたエコシステムです。
そしてATOMはコスモスのシステム上で利用するトークンのことです。
コスモスのエコシステムとは
コスモスでは「コスモスSDK」というシステム上で、ブロックチェーンを作ることができます。
このコスモス上で作られたブロックチェーンには2種類の呼び方があり、
- コスモスハブ:コスモスSDKで開発された最初のブロックチェーンのこと。
- ハブ:コスモスSDKで開発されたブロックチェーンであり、独自トークンを作ることができる。
の2種類があります。
これらを総称して、「コスモス」と呼んでいます。
引用元:コスモス公式サイト
コスモス(ATOM)の今までの価格推移とは
コスモス(ATOM)の価格推移は、ビットコインの価格にある程度連動しています。
下記の画像は、
- 緑色:コスモス 対 日本円
- オレンジ色:コスモス 対 ビットコイン
ですが、オレンジ色のグラフは概ね横ばいとなっています。
コスモス(ATOM)は”各仮想通貨のブロックチェーン同士を繋ぐことを目的”として開発されています。
そのため、他の仮想通貨と親和性がある仮想通貨です。
コスモス(ATOM)の4つの特徴
ではコスモス(ATOM)の特徴を理解しておきましょう。
- 互換性のないブロックチェーン同士を繋ぐ
- ブロックチェーンを誰でも簡単に作りやすくする
- スケーラビリティ問題を解決する
- Delegated Proof of Stakeというアルゴリズム
特徴1:互換性のないブロックチェーン同士を繋ぐ
例えば、ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンはそれぞれ独立しており、互換性がありません。
このようなケースにおいて、コスモスのシステムを活用することでビットコインとイーサリアムの価値の交換が直接できるようになります。
つまり、取引所を通じてビットコイン→イーサリアムの売買をする必要がなくなります。
特徴2:ブロックチェーンを誰でも簡単に作りやすくする
上記で解説した「Cosmos SDK」のシステムを活用することで誰でもブロックチェーンを作ることが可能です。
そして作ったブロックチェーンはコスモス上で運用することが可能です。
特徴3:スケーラビリティ問題を解決する
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンの利用者や利用量が増加することで、取引の遅延や手数料の高騰に繋がります。
実際に2021年に入ってからイーサリアムの利用量が増加して、ガス代(手数料)が高騰する問題が発生しました。
つまり、負荷を軽減して取引の重さを分散させることが可能です。
特徴4:Delegated Proof of Stakeというアルゴリズム
一般的にはPoWやPoSというアルゴリズムを採用しています。
これらの詳細については下記の、
「【仮想通貨】PoWとPoSの違いとは?メリットやデメリットについて徹底解説」
で詳しく解説しています。
Delegated Proof of Stake(DPoS)とは、
- ATOMの保有量
- 他のATOM保有者から委任された票
の合計で、ブロックチェーンのブロック生成者決まります。
従来のPoSではトークンの保有量で生成者が決まっていたため、資金(その仮想通貨)をたくさん保有している人に権限がありましたが、コスモスはなるべく分散する仕組みを採用しています。
コスモス(ATOM)の将来性はあるの?
コスモスの今後は、
- ブロックチェーン(仮想通貨)が盛り上がるか
- 企業がコスモスを採用してブロックチェーン作成をするか
にかかっています。
コスモスが上昇するには、ブロックチェーンの活性化が必要です。
つまり、社会的にもブロックチェーン技術の需要増加が大切になってきます。
そのため、コスモスに投資をする場合は「長期目線」で保有することが大切です。
数年間くらい保有する気持ちが重要です。
まとめ:コスモスはブロックチェーンを繋ぐ技術がある。将来性がある感じたら長期目線で
今回は仮想通貨のコスモス(ATOM)について解説しました。
コスモスはブロックチェーン同士を繋ぐ技術があるからこそ、他の仮想通貨の上昇も大切です。
そのため、長期で保有するためにも、
- 今から購入して長期で保管しておく
- 積立で少額ずつ購入しておく
この2択の投資方法が適しています。
なお、GMOコインであれば、毎月500円から積立投資も可能です。
なお、GMOコインの積立投資に関しては下記で詳しく解説しています。

では最後までお読みいただきありがとうございました。
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