仮想通貨を以前購入して放置している通貨を持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、仮想通貨を放置してほったらかしにするのはおすすめしません。
この記事では、
- 仮想通貨を買ったけど放置している方
- 仮想通貨を長期投資している方
- 仮想通貨から不労所得を得たい方
このような方に向けて、仮想通貨の「正しい長期投資」をトレーダー兼FPが徹底解説します!
目次
仮想通貨の放置をおすすめしない理由とは
過去に仮想通貨を購入して放置している方もいるのではないでしょうか。
しかし、長期投資のつもりでそのままにしているのはおすすめしません。
その理由を解説していきます。
- 過去に購入して放置している場合、セキュリティが甘い可能性がある
- 資産のリバランスを行うべき
- 仮想通貨レンディングを活用することで利息を得ることができる
これらについて解説していきます。
その1:過去に購入して放置している場合、セキュリティが甘い可能性がある
ビットコインを始めとする仮想通貨は2017年の年末近くから2018年始め頃あたりに一度バブルが起きています。
この時にビットコインバブルに乗っかり購入してみた方もいるのではないでしょうか。
当時からそのまま放置をしていた場合、2021年1月現在は大きくプラスになっているはずですが、セキュリティ設定が甘い可能性があります。
そこで今一度セキュリティが徹底されているか、取引所にログインをしてチェックしましょう。
チェックするポイントとして、
- ログイン時のパスワードは12桁以上、大英、小英、記号を可能な限り含み、ランダムにする
- 2段階認証設定をする
- スマホの生体認証設定がオンになっているか
これらは必須で設定するべき項目です。
ログイン時のパスワードも記憶では不可能なパスワードになるため、他の場所でパスワード管理もお必要になってきます。
そのため、ログインをすることに手間が発生しますが、ご自身の大切な資産を守るためにはやむを得ない設定です。
また、仮想通貨取引所の補償制度は充実しておらず、取引所によっては不正に出金されても補償されないケースもあります。
そのため、仮想通貨の世界は「自己責任」であることを念頭におきましょう。
その2:資産のリバランスを行うべき
例えば自分の資産配分として、
資産配分 | 資産金額 | 割合 |
現預金 | 100万円 | 25% |
株式 | 100万円 | 25% |
投資信託 | 100万円 | 25% |
仮想通貨 | 100万円 | 25% |
このように資産を分けて投資をしたとします。
1年後などにそれぞれの資産残高を確認した時に、仮に仮想通貨がバブルのように価格が上昇して資産価値が2倍になっていたとすると、
資産配分 | 資産金額 | 割合 |
現預金 | 100万円 | 20% |
株式 | 100万円 | 20% |
投資信託 | 100万円 | 20% |
仮想通貨 | 200万円 | 40% |
このように資産割合が変わってきます。
この時に仮想通貨の資産残高のうち、15%相当を売却して利益確定をすることで利益を得ることができます。
そして、再度当初の割合で配分することで、自分が考える資産配分(ポートフォリオ)に正すことができます。
資産配分 | 資産金額 | 割合 |
現預金 | 125万円 | 25% |
株式 | 125万円 | 25% |
投資信託 | 125万円 | 25% |
仮想通貨 | 125万円 | 25% |
もちろん、この時のライフプランなどに応じて配分を変更しても良いです。
(現預金を少し多めに保有しておくなど)
だからこそ、仮想通貨は放置せずに、数ヶ月に1度程度は相場を確認することも必要なのです。
その3:仮想通貨レンディングを活用することで利息を得ることができる
金利や貸出期間、募集している仮想通貨の種類などは取引所によって異なりますが、一般的に金利は固定金利で3%〜5%程度です。
ネットバンクの固定金利でも0.1%程度なため、固定金利で3%〜5%の利息は非常に魅力的な金利です。
しかも固定金利であることから、満期の期間が来たら必ず受け取ることができます。
※ただし、万が一取引所が破綻した場合は、貸している仮想通貨は返って来ません。
このように仮想通貨に対してポジティブに考えており、長期投資をしようと考えている方は、「そのまま放置をせずにレンディングとして貸す」ことで利息を得ることが可能です。
なお、仮想通貨レンディングに関する詳しいメリットやデメリットは下記で徹底解説しています。
「【気軽に不労所得】仮想通貨レンディングで年利5%を手に入れよう!」
仮想通貨に慣れたらステーキングをしよう
ステーキングとは、仮想通貨のブロックチェーンにおいて、取引の承認作業を行うことで仮想通貨が貰える仕組みです。
ステーキングの詳細はこちらで詳しく解説していますが、通貨によっては年利7%や10%程度もあります。
ステーキングを行う方法とは
ステーキングは海外取引所を利用する必要があります。
手続きは海外の取引所(バイナンスがおすすめ)の口座を開設して、ステーキングしたい通貨を購入or送金して、ステーキングするボタンをクリックするだけです。
上記の画像はバイナンスのステーキング画面ですが、好きな仮想通貨と期間(30日、60日、90日)を選択して、「Stake Now」をクリックするのみです。
また国内取引所でも購入できる「IOST」だと30日預けると、年利で7.64%の利率で貸し出しができます。
ステーキング中の不測の事態は自己責任
もしもステーキングで預けている期間に取引所が破綻した場合は、その仮想通貨は帰ってきません。
また、預けている間は返還されるまで売買できないため、預けている間に暴落するリスクもあります。
まとめ:資産を守るためにも、攻めるためにも、仮想通貨は放置してはダメ!
今回は、仮想通貨を放置してそのままにしている方に向けて、仮想通貨の正しい長期保有方法について解説しました。
- セキュリティ設定を見直す
- 資産のリバランスを行う
- 仮想通貨レンディングを活用する
これらを行うことで、大切な資産に対して「守り」と「攻め」を行うことができます。
正しく資産形成することで将来の資産を増やすことができます。
仮想通貨をとりあえず購入して、そのまま放置しているという方は、下記で仮想通貨初心者のロードマップを作っていますので参考にしてみてください。

では最後までお読み頂きありがとうございました。
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