仮想通貨取引所において「コインチェック」と「ビットフライヤー」は有名は取引所です。
仮想通貨を購入する際に、どこで購入するかの選択肢によく上がる取引所ではないでしょうか。
- コインチェックとビットフライヤーはどっちが良いの?
- それぞれのメリットとデメリットは何があるの?
- 自分にはどっちの取引所が合っているのか?
など気になる方もいるかと思います。
目次
コインチェックとビットフライヤーとは
会社名 | コインチェック 株式会社 | 株式会社 bitFlyer |
設立日 | 2012年8月 | 2014年1月9日 |
代表者 | 蓮尾 聡 | 林 邦良 |
資本金 | 107億円 (2021年9月末日時点) | 41億238万円 (資本準備金含む) (2021年9月末日時点) |
暗号資産 交換業者登録 | 関東財務局長 第00014号 | 関東財務局長 第 00003 号 |
日本暗号資産 ビジネス協会 | 正会員 | 正会員 |
取扱数 | 販売所:17銘柄 取引所:4銘柄 レバレッジ:0銘柄 (2021年9月末日時点) | 販売所:14銘柄 取引所:5銘柄 レバレッジ:1銘柄 (2021年9月末日時点) |
最小購入金額 | 500円〜 | 100円〜 |
アプリ有無 | 有 | 有 |
仮想通貨積立 | 14種類で可能 | 14種類で可能 |
貸仮想通貨 サービス | 有 | なし |
こちらが2社の概要の比較です。
資本金に関しては大きな違いがありますが、コインチェックはマネックスグループであり、実質の資本はビットフライヤーと引けを取らないです。
(マネックスグループの資本金:103億9400万円(2020/9現在) )
大きな違いは貸し仮想通貨(レンディングサービス)があるかどうかですね。
その他の比較もチェックしてみましょう。
取引所・販売所・レバレッジ別購入可能な通貨とは
※横にスクロールできます。
仮想通貨 | 取引所 | 販売所 | レバレッジ | |||
コイン チェック | ビット フライヤー | コイン チェック | ビット フライヤー | コイン チェック | ビット フライヤー | |
ビットコイン (BTC) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ (最大2倍) |
イーサリアム (ETH) | × | △ (※1) | ◯ | ◯ | × | × |
イーサリアム クラシック (ETC) | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × |
リップル (XRP) | × | △ (※1) | ◯ | ◯ | × | × |
ビットコイン キャッシュ (BCH) | × | × | ◯ | ◯ | × | × |
ライトコイン (LTC) | × | × | ◯ | ◯ | × | × |
ネム (XEM) | × | × | ◯ | ◯ | × | × |
リスク (LSK) | × | × | ◯ | ◯ | × | × |
ファクトム (FCT) | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
モナコイン (MONA) | ◯ | △ (※1) | ◯ | ◯ | × | × |
ステラ ルーメン (XLM) | × | △ (※1) | ◯ | ◯ | × | × |
クアンタム (QTUM) | × | × | ◯ | × | × | × |
ベーシック アテンション トークン (BAT) | × | × | ◯ | ◯ | × | × |
アイオー エスティー (IOST) | × | × | ◯ | × | × | × |
テゾス (XTZ) | × | × | × | ◯ | × | × |
エンジンコイン (ENJ) | × | × | ◯ | × | × | × |
オーエムジー (OMG) | × | × | ◯ | × | × | × |
ポルカドット (DOT) | × | × | × | ◯ | × | × |
パレット トークン (PLT) | × | × | ◯ | × | × | × |
チェーンリンク (LINK) | × | × | × | ◯ | × | × |
※1:bitFlyer Lightning内で利用
上記の通り、取り扱う仮想通貨の種類はコインチェックが多いですね。
しかし、レバレッジ取引はコインチェックでは利用できず、ビットフライヤーでは利用可能です。
コインチェックとビットフライヤーの手数料とは
ではそれぞれの手数料を比較しましょう。
2社の入出金手数料とは
入金手数料
種類 | 入金 | |
取引所 | コイン チェック | ビット フライヤー |
日本円 (振込) | 無料 振込手数料 は自己負担 | 無料 振込手数料 は自己負担 |
日本円 (コンビニ) | 3万円未満:770円 30万円以下:1018円 | ー |
日本円 (クイック) | 3万円未満:770円 30万円以下:1018円 50万円以上 →入金額×0.11%+495円 | 住信SBI:無料 住信以外:330円 |
BTC | 無料 | 無料 |
ETH | 無料 | 無料 |
XRP | 無料 | 無料 |
LTC | 無料 | 無料 |
BCH | 無料 | 無料 |
MONA | 無料 | 無料 |
XLM | 無料 | 無料 |
ETC | 無料 | 無料 |
LSK | 無料 | 無料 |
XEM | 無料 | 無料 |
BAT | 無料 | 無料 |
FCT | 無料 | ー |
QTUM | 無料 | ー |
IOST | 無料 | ー |
XTZ | ー | 無料 |
ENJ | 無料 | ー |
OMG | 無料 | ー |
出金手数料
種類 | 出金 | |
指定する 銀行口座 | コイン チェック | ビット フライヤー |
407円 | 三井住友銀行 (3万円未満) 220円(税込)三井住友銀行 (3万円以上) 440円(税込)三井住友以外 (3万円未満) 550円(税込)三井住友以外 (3万円以上) 770円(税込) | |
BTC | 0.001 BTC | 0.0004 BTC |
ETH | 0.01 ETH | 0.005 ETH |
XRP | 0.15 XRP | 無料 |
LTC | 0.001 LTC | 0.001 LTC |
BCH | 0.001 BCH | 0.0002 BCH |
MONA | 0.001 MONA | 無料 |
XLM | 0.01 XLM | 無料 |
ETC | 0.01 ETC | 0.005 ETC |
LSK | 0.1 LSK | 0.1 LSK |
XEM | 0.5 XEM | 3 XEM |
BAT | 22.0 BAT | 5 BAT |
FCT | 0.1 FCT | ー |
QTUM | 0.01 QTUM | ー |
IOST | 1.0 IOST | ー |
ENJ | 14.0 ENJ | ー |
OMG | 2.2 OMG | ー |
2社の仮想通貨売買手数料とは
取引所での手数料
通貨 | コインチェック | ビットフライヤー |
BTC | 無料 | 0.01~0.15% |
ETH | 取扱なし | 0.01~0.15% |
MONA | 無料 | 取扱なし |
ETC | 無料 | 取扱なし |
FCT | 無料 | 取扱なし |
販売所での手数料
通貨 | コインチェック | ビットフライヤー |
取扱う 全通貨 | 無料 ※間接的にスプレッド として、 「0.1%~5%」 の手数料が上乗せ | 無料 ※間接的にスプレッド として、 「0.1%~6%」 の手数料が上乗せ |
販売所の注意点として購入時に直接的な手数料はかかりませんが、スプレッドと呼ばれる交換所が独自に設定している「買値」と「売値」の金額が市場平均に上乗せされています。
つまり、極力「取引所」で購入する方がお得です!
コインチェックのメリットとは
- 積立サービスがある
- レンディングサービスがある
- 国内最大級の仮想通貨を取扱い
- 公共料金と連携することでビットコインが貰える
積立サービスがある
他社は毎月手動で日本円を入金する手間があります。
また、価格変動の大きい仮想通貨×ドルコスト平均法は非常に相性が良いです。
レンディングサービスがある
レンディングサービスとは、保有している仮想通貨をコインチェックに貸し出すことで、期間に応じて利息が貰えます。
固定金利として、利息が貰え、最大5%の利息が貰えるため、長期で保有する方には非常におすすめです。
国内最大級の仮想通貨を取扱い
2022年2月時点で、取扱い数は17銘柄があります。
コインチェックでか購入できない通貨もあるため、取扱い数が豊富な点も魅力的です。
公共料金と連携することでビットコインが貰える
- Coincheckでんき
- Coincheckガス
というサービスがあり、公共料金の支払いをコインチェック経由にすることで、利用料に応じてビットコインが貰えます。
(環境やお住いに応じて利用できない地域もあり)
また、支払い先を変更するだけなため、電気やガスの品質は全く変わりません。
ビットフライヤーのメリットとは
- コインチェックよりも手数料が安い
- セキュリティが強固
- サポート体制が整っている
- ビットコインが貰えるサービスがある
コインチェックよりも手数料が安い
日本円の入金手数料や、仮想通貨の出金手数料においてはコインチェックよりも安いです。
そのため、ある程度売買を複数回行ったりする場合は、トータル手数料負担の違いが出てきます。
セキュリティが強固
ビットフライヤーは過去にハッキングなどの事件を1度も起きていません。
セキュリティレベルは徹底されており、国内の銀行よりも強固なセキュリティになっています。
サポート体制が整っている
これは私の経験も含みますが、ログインで困ったことが一度あり、問い合わせしたらストレスなく丁寧なサポート対応が印象的でした。
資本力があること、仮想通貨事業に力を入れていることからも、信頼あるサポート体制があると感じました。
ビットコインが貰えるサービスがある
ビットフライヤーには、ビットフライヤーのマイページ内から紹介してあるサービスなどを利用すると、金額の数%がビットコインとして貰えるサービスがあります。
つまりは「ポイ活」と同じ仕組みで、ビットコインとして貰えるサービスです。
- 旅行
- ふるさと納税
- ショッピング
- 他
多岐にわたるジャンルのサービスがあります。
コインチェックのデメリットとは
- 購入までの実質コストが高い
- アプリで取引所が利用できない
- 手数料が高い
購入までの実質コストが高い
コインチェックは日本円の入金手数料が高いです。
また、取引所で購入できる仮想通貨は良いのですが、販売所で購入する場合は、さらにスプレッドという間接的な手数料も含まれます。
アプリで取引所が利用できない
取引所で購入できる4銘柄は取引所で購入することを強くおすすめします。
しかし、アプリに取引所はなく、ブラウザ版でログインする必要があります。
手数料が高い
上述と被る点もありますが、入金から購入、そして日本円にして出金するまで手数料が発生します。
ビットフライヤーのデメリットとは
- 取引所での取扱い数が少ない
- 実質的なコストはコインチェック同様高め
- 取引所での購入手数料がある
取引所での取扱い数が少ない
お得に購入できる取引所で取り扱っている通貨は5銘柄です。
しかし、そのうち4銘柄はbitFlyer Lightningを利用する必要があり、画面に慣れる必要があります。
また、その他の銘柄は販売所で購入する必要があります。
実質的なコストはコインチェック同様高め
ビットフライヤーは通貨によってスプレッドが異なってきますが、販売所では最大で6%の実質的な手数料がかかる仮想通貨もあります。
他の交換所で取り扱っていない通貨であれば、ビットコインなどと比べて需要が落ちることから手数料が高いことは仕方ありませんが、コストを意識してから購入しましょう。
取引所での購入手数料がある
おすすめしている「取引所」で購入する場合でも手数料がかかります。
ビットフライヤーの強みは、コスト面ではなくセキュリティ面などの「安心感」であることから、手数料は仕方のないことですが、いくらの手数料がかかっているかは知っておきましょう。
まとめ:長期の積立投資は「コインチェック」、一般売買は「ビットフライヤー」
今回は主要な交換所であるコインチェックとビットフライヤーを比較しました。
どちらも仮想通貨業界では初期から参入している交換所であり、ノウハウが豊富です。
そしてメリットとデメリットを比較して、
・コインチェック:積立投資で長期に資産形成し、なるべく仮想通貨を動かさない
・ビットフライヤー:通常取引で、都度気になった通貨を購入、セキュリティ面からも長期で保管
このような使い分けが理想です。
補足としてコインチェックの積立投資をする場合は、入金手数料や銀行口座引き落とし手数料は無料です。
どちらも共通することは、
「初心者向け」「長期投資に向いている」ということです。
それぞれの詳細は公式サイトは下記から進めますのでチェックしてみてください。


では最後までお読みいただきありがとうございました!
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