ビットコインは供給量が2100万枚と決まっており、需要が増加すれば価格は上昇します。
この価格において重要なのが”流動性”です。
流動性とは、ビットコインが市場でどのくらい売買に出回っているか、気軽に購入できるかを示しています。
つまり流動性が高い=市場にたくさんビットコインが流通しており、気軽に買える状況です。
この記事では、
目次
ビットコイン(BTC)の価格上昇する可能性は流動性が関係してる
”モノ”の価格は需要と供給のバランスで決まります。
ビットコインの供給量が2100万枚と決まっているため、需要の増加で価格は決まります。
また、ビットコインの2100万枚は全てが売買できるわけではありません。
投資家によっては長期的にビットコイン価格は上昇すると見込み売却せずに保有し続けている方もいます。
多くの投資家がビットコイン=将来性があるから長期保有していた場合、市場で売買できるビットコイン供給量は、2100万枚よりも少なくなります。
そして供給量がより少なくなるということは、希少性が高まり価格上昇の要因に繋がります。
ビットコイン(BTC)の流動性はどのくらい?
こちらのGlassnodeのレポートによると、78%のビットコインが流動性がないと示しています。
下記の画像はGlassnodeのレポートですが、
- 青色:ほとんど取引されていないビットコイン
- オレンジ色:たまに取引されるビットコイン
- 赤色:頻繁に売買されているビットコイン
引用元:Glassnodeのレポート
ビットコイン(BTC)価格推移と流動性は関係がある
では再度先ほどの画像を確認しましょう。
上述した通り、青色はほとんど取引されていないビットコインです。
つまり、投資家としてはビットコインに将来性を感じて、長期的に保有している(手放さない)人が多いため、ビットコインの希少性が高まっています。
ビットコイン(BTC)の需要はまだ高まっていない
ビットコイン価格が上昇した要因は、需要の増加もありますが、流動性が低い(供給量が少ない)ことが要因としてあります。
再三ですが、価格は需要と供給のバランスです。
そこで需要がまだそこまで上昇していない理由として、こちらのCOINPOSTによると、世界でのビットコインの保有者は1.3%〜1.7%程度です。
まだビットコインを保有している人は2%以下しかいない市場なのです。
だからこそ需要はまだ上がっていない状況です。
今後のビットコインはさらに供給量が減少する可能性がある
2020年後半から2021年前半にかけてビットコインに関する大きなニュースが多くありました。
大きなニュースの一例として、
- 米国の世界的企業が資産のリスクヘッジとしてビットコインを購入
- カナダが初めてのビットコインETFが承認された
- エルサルバドルという国が初めてビットコインを法定通貨にした
など、大手企業、政府、国の参入が相次ぎました。
上記から考えられることとして、ビットコインは資産のリスクヘッジのために大手企業、政府、国も保有することになります。
また、2021年9月時点で、タンザニアなどもビットコインを法定通貨にする動きがあります。
これらの流れからも、ビットコインは流動性が低くなり価格上昇に繋がりやすいと予測します。
ビットコイン(BTC)の流動性が下がるデメリットもある
もしもさらに流動性が下がると、売りたい人がいないことから簡単に手に入りにくくなります。
その結果、ドルなどをビットコインに交換して送金するなどの実用性が薄れます。
このことからもビットコインの将来性としては、価格の上昇は見込まれますが、実需用としてよりもリスク分散のための投資対象として需要が高まる可能性があります。
これは”金”と同じような立ち位置になると考えています。
また、送金手段であれば、リップルやステラルーメンなど送金や決済目的の仮想通貨が存在します。
- ビットコイン=リスクヘッジのため
- リップルなど=送金、決済手段のため
など各仮想通貨の特性で需要が見込まれる可能性があります。
まとめ:ビットコイン(BTC)の価格は今後の流動性と関係がある
今回はビットコインの価格と流動性の関係や将来性に関して解説しました。
そのため、もしもビットコインに興味がある方は、今のうちに長期目線でリスク許容の範囲で保有しておくのも良いのではないでしょうか。
なお、下記では筆者が分散して利用している取引所3社を紹介しています。
これらはセキュリティ面も優れており、安心して長期的に保管できます。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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