ビットコインを保有していて、価格が暴落したために借金になってしまう可能性はあるのか、不安に思う方もいますよね。
ネットでも借金をした、、なんて記事を見かけます。
この記事では、
- ビットコイン価格が暴落したら借金をする必要があるのか?
- どんな理由で借金になるのか?
- 対策やリスクについて理解しておきたい
このような方に向けて、仮想通貨やビットコインのリスクを仮想通貨歴5年以上の筆者が解説します。
目次
ビットコインは現物として保有していれば借金することはない
通常に保有している上での最大のリスクは、「ビットコインが世界中で価値がないと判断されて、誰も購入しなくなること」です。
仮にこのようなことが起きれば、売りたくても購入者がいないため、売却できずに価値がなくなるということです。
そして2021年時点でビットコインは、
- 供給量に対して需要が増加している
- 新興国を中心に資産のリスクヘッジを行なっている
- 非中央集権(誰も管理していない)からこそのメリットがある
- 世界的大手もインフレ対策として資産の一部を保有している
- カナダでETFが承認、販売されており、政府も介入している
このような状況であり、価値がなくなることが想定できません。
筆者としては、金の代替(デジタルゴールド)として資産のリスクヘッジ先になる投資対象だと考えています。
ビットコインの買い方を理解しておこう
ビットコインは現物で購入すれば借金までなる可能性は0だと解説しました。
しかし、ビットコインには現物以外にも「信用取引」での買い方があります。
他にも買い方はありますがまずは、
- 現物で購入する
- 信用取引で購入する
この2つを理解しておきましょう。
現物として購入するのは、通常に好きなタイミング(レート)で購入することです。
その一方で信用取引とは、口座に資金を預けている数倍の資産を信用として運用することができる取引方法です。
※2021年5月時点では、国内取引所の多くはリスクが高く概ね2倍に変更されています。
(海外では100倍などの資金量で運用できる取引所もあります)
口座に100万円入金すれば、200万円相当のお金を動かすことができるため、ハイリスクな投資が可能です。
そして、特徴の1つが通常の購入方法は「買う」わけですが、信用取引は先に「売り」から注文することが可能です。
これから価格が暴落しそうな時に「先に売っておいて」価格が下がったら買い戻すのです。
もちろん、先に売った後に逆に価格が上昇したら損をします。
ビットコイン価格が暴落して借金をする可能性とは
ビットコインが暴落しても借金をするまでは一般的には起こりません。
引用元:DMM Bitcoin公式サイト
上記の画像のように、評価額が一定額を下回ったら強制的に決済されます。
しかし、大幅な価格変動でこのロスカットが間に合わなくて残高が0を下回る可能性はあります。
この時に金額によっては借金などをして入金する必要があります。
そのため、全く借金になる可能性がないとは言い切れません。
ビットコイン投資で借金する人の特徴とは
では、上記のようにリスク管理ができない人の特徴を挙げてみましょう。
- 自分の判断を信じる人
- 大きな資金を投じる人
- 一発逆転を狙う人
- 投資の勉強をしない人
特徴①:自分の判断を信じる人
相場は、買い>売りの場合に価格が上がり、その逆の場合は価格が下がります。
当然ですが、マーケット参加者の流れに沿うべきです。
しかし、損をする人の特徴として、”結構価格が下がったからそろそろ上がるだろう”などと自己判断で投資をしてしまうのです。
根拠のない投資は、投資ではなく投機です。
特徴②:大きな資金を投じる人
そもそも信用取引は2倍の資金量で運用しています。
ビットコインの1日の平均価格変動は約4.5%程度あります。
為替相場は概ね1%程度です。
そのため、軍資金のうちの大きな金額を信用取引に投じるのは非常に危険です。
その根本的な要因は後述の特徴③の考えがある可能性があります。
特徴③:一発逆転を狙う人
「大きく儲けたい!」と思う方ほど損をするリスクを考えずに、稼ぐ方にばかりフォーカスを当てています。
その根本的な考えは人それぞれですが、
- 今の仕事が辛くて早く稼いで辞めたい
- 良いマンションに住みたい
- 良い車や時計を買いたい
- お金持ちになりたい欲が強い
- リスクを勉強せず知らない
など様々な原因はあります。
上記のうち1つでも当てはまるなら、信用取引はおすすめしないです。
特徴④:投資の勉強をしない人
投資で堅実に稼ぐには「勉強は必須」です。
そもそも堅実に稼ぐならレバレッジ(信用取引)をせずとも現物取引で十分です。
筆者自身、現物取引かつ国内取引所のみを利用してFIRE(早期リタイア)できました。
その方法は下記の、
「筆者が仮想通貨を利用してFIREした方法とは?流れや注意点も解説」
で解説しています。
借金をしないための正しい5つのリスク管理、対策とは
堅実にリスク管理をして、資産を守りつつ仮想通貨で資産形成をする方法を解説します。
- 仮想通貨を購入するお金は余剰資金のみ
- 最初は余剰資金の10%以下で始める
- 国内取引所のみで購入する
- 長期投資が大前提
- 分散投資をする
その①:仮想通貨を購入するお金は余剰資金のみ
まず仮想通貨を購入するお金は必ず余剰資金で購入しましょう。
間違っても生活費には手を出していけません。
あくまで当面使う予定がないお金=余剰資金です。
その②:最初は余剰資金の10%以下で始める
仮に余剰資金が100万円あれば10万円以下で購入しましょう。
慣れてきたらその比率はあなたのリスク許容度によりますが、最初は慣れることを前提に投資しましょう。
その③:国内取引所のみで購入する
筆者は国内取引所を何度も推奨しています。
それは金融庁の管轄内で法律で守られているからです。
海外取引所の方が手数料が安かったりとおすすめする投資家やYouTuberは多いです。
しかし、海外取引所で何かあったときは全て自己責任です。
その④:長期投資が大前提
仮想通貨市場はまだ成熟していません。
むしろ多くの仮想通貨が開発段階であり、実際に社会実装していない仮想通貨も多いです。
仮想通貨に投資をする上で重要なことは、将来社会に必要とされるかどうかです。
つまり”需要”が生まれるかが大切だからこそ、長期目線、そして仮想通貨ごとの目的などを勉強する必要があります。
その⑤:分散投資をする
仮想通貨でもそれぞれ目的は異なります。
そして、通貨によって開発の進捗は異なります。
投資の原則は「分散投資」です。
複数の仮想通貨、異なる目的の仮想通貨を保有することをおすすめします。
もしも何を買えば良いか迷った場合は下記の、
「2021年おすすめの仮想通貨とは?その理由と購入できる取引所」
で筆者がガチホしている仮想通貨を解説しています。
まとめ:ビットコイン投資で借金になる可能性ほぼなし。しかしリスク管理は必須
今回はビットコインが暴落したときに、借金をしてしまうリスクはあるのかについて解説しました。
結論、よっぽどのことがない限り借金はありません。
しかし、リスクの高い投資であるからこそリスク管理は必須です。
- 仮想通貨を購入するお金は余剰資金のみ
- 最初は余剰資金の10%以下で始める
- 国内取引所のみで購入する
- 長期投資が大前提
- 分散投資をする
これらのことを必ず守りましょう。
もしも少額からでも仮想通貨を始めてみようと思う方は、下記で筆者が分散して利用している取引所3社を解説していますので参考にしてみてください。

では最後までお読みいただきありがとうございました!
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