仮想通貨市場が盛り上がっている今、ビットコイン以外の通貨(アルトコイン)も購入したいと思う方が増えてきているのではないでしょうか。
ビットコインが急騰して、遅れてアルトコインの急騰も目立っていますし、リスクリワードを考えるとアルトコインを購入するのは良い選択でもあります。
この記事では、
- アルトコインの正しい買い方とは?
- 初めてビットコイン以外の仮想通貨を買う方
- 仮想通貨初心者
このような方に向けて、アルトコインを買うときに【絶対に気を付けるべきこと】を仮想通貨歴5年以上の筆者が徹底解説します!
目次
アルトコインは日本円で購入しよう
つまり、取引所に日本円を入金して、そのお金でアルトコインを購入するべきです。
その3つの理由として、
- 確定申告が発生する可能性があるかつ煩雑になる
- 大きな手数料が発生する
- ビットコインの将来性を考えて、機会損失が起きる可能性がある
これらが考えられます。
それぞれを詳しく解説していきます。
その①:確定申告が発生する可能性があるかつ煩雑になる
まず仮想通貨の利益、損失の確定は保有している仮想通貨を別の通貨に変えた時点です。
そのため、ビットコインを保有していて、ビットコインをイーサリアムに交換してもこの取引時点でのビットコインレートで売却確定となるのです。
仮に、
①:1BTC=200万円のレートで1ビットコインを購入
②:1BTC=500万円のレートの時に、ビットコイン→イーサリアムへ1BTC相当を交換
この時点で、ビットコインは利益確定となり、
「500万円で売却 − 200万円で購入 =300万円」の利益が確定するのです。
すると翌年の確定申告の際に、給与所得や事業所得など他の所得と300万円が合算されて所得税の計算、住民税の計算がされます。
(厳密には他に通信費や送金手数料などの経費があるため、利益は300万円ではないが)
そして仮想通貨の利益は「雑所得の総合課税」であるため、給与所得など所得が高い方は大きな税率となってしまいます。
さらに利益確定となるだけでなく、仮に保有していたビットコインを分散するために、
イーサリアム、リップル、IOSTなど他のアルトコインに分散をしてしまうと、取引履歴がたくさん発生します。
そして確定申告の時には、仮想通貨の売買利益を計算するために年間の取引履歴を元に、取得価格から、売却価格など計算する必要があります。
つまり、取引履歴がたくさんあるともはや自分で計算など不可能なのです。
その②:大きな手数料が発生する
仮想通貨を購入する際には、株式と違い手数料が負担が大きいです。
例えば、有名な「コインチェック」でイーサリアムを購入するケースで確認しましょう。
※2021年2月17日:10時07分時点のレートで比較
【比較その①:イーサリアムを日本円で購入する場合】
【比較その②:イーサリアムをビットコインで購入する場合】
1ETH=0.037284BTC
0.037284BTC=20万600円
日本円でイーサリアムを購入する場合:1ETH=19万4470円
ビットコインでイーサリアムを購入する場合:1ETH=20万600円
「差額=6130円」
上記の通り、イーサリアムを購入する場合、ビットコイン建の方がレートが高く(間接的な手数料が高い)なっています。
そのため、1ETH購入するだけでも、6130円の差額が発生します。
また、率で計算すると、
20万600円の内6130円が追加の手数料であることから、
6130円÷20万600円×100=3.05%
約3%が手数料を上乗せされており、かなりの割高購入となるのです。
その③:ビットコインの将来性を考えて、機会損失が起きる可能性がある
ビットコインに関しては、下記で直近の将来性に関して詳しく解説していますが、将来性の高い仮想通貨であり、基軸の仮想通貨です。

ビットコインはデジタルゴールドとして、インフレ対策、リスクヘッジのために買われており、
アルトコインはそれぞれの通貨で目的が異なるため、別の投資対象として見るべきです。
だからこそ、将来性のある「ビットコイン」を減少するのは将来の価格上昇の期待値を減らす、つまりは「機会損失」の可能性があるのです。
まとめ:アルトコインは手数料の安い取引所で、日本円で購入しよう
今回の一番伝えたいポイントが「ビットコインでアルトコインを購入してはいけないこと」です。
仮想通貨に関する手数料は非常に高いからこそ、なるべく安く購入することが大事です。
また、取引所を2社、3社程度に分散しておくこともリスク分散の1つであり、ビットコインとは別の取引所を利用することもアリです。
アルトコインを安く購入し、安全に保有できるおすすめ取引所2選をこちらで解説していますので参考にしてみてください。


では最後までお読み頂きありがとうございました!
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